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晴れの日も雨の日も#254 氷山伝説

氷山は目に見えている部分より水面下の方が大きいという。このことから私の想いはいろんなことに及ぶ。

1.人について

巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)という言葉がある。口先だけうまくて信頼できないヤツのことを指している。なんかペラペラと美辞麗句やおべんちゃらを並べているが、言行不一致だったり、見えないところでコソコソやってたり、裏に回って陰口を叩いていたりする。いかにも薄っぺらい。反対に、寡黙だがどっしりしていて、安定感とか重量感とかを感じさせる人もいる(希少だが)。

思うに、人の本当の信頼感って言葉や見た目ではないのだろう。水面下の部分がしっかりと大きい人が、オーラのように信頼感を醸し出すような気がする。

私は「努力は人を裏切らない」という言葉が好きだ。一見ムダになったように見える努力も決してムダではない。そういうことの積み重ねや、「陰徳を積む」と言われるように人の見ていないところで一生懸命務めていくことがひとの氷山の下の部分を大きくしていくのではないだろうか。
私自身がどうか、ということについては、もちろん棚上げである😂

2.意識と無意識

意識は氷山の上でしかなく、水面下の無意識の部分のほうがはるかに大きい。これは定説でもあるし、日常暮らしている実体感としても異論のないところだろう。
無意識、あるいは意識の奥底にあるもの。そういうことに光を当てていくのもコーチングの一つの効果だ。だからコーチングでは、「意識的に選択する」ということを問う。また、実は自分のことにしても相手のことにしても、わかっていないことの方が多い。
見えている部分と見えていない部分。光と闇。
どうも後者のほうが大きそうだ。これも氷山の姿を連想させる。

3.何を見たり聞いたりするか

私達は普通、目に見えるものや耳に聞こえるものについて話をすることが多い。あるいはビジネスでは個々の業務について、何をいつまでにするか、といった話を重視しがちだ。
これを氷山の上の部分とするなら、価値観や思い、立場、感情、願い、好き嫌いなどは見えないものであり、水面下といえるだろう。

確かに水面上のものを決めていかないとビジネスは転がっていかないのだが、実はそれを進める上では水面下のものの影響のほうが大きい。
やらなければ、と言いながら前に進めない時は、こうした水面下のものに光を当てる必要がある。組織の中ではここにさらに組織としての目標とか理念とかが加わってくる。それは売上とかの数字目標よりもっと上位で抽象度の高いものだ。

パーパスなんて流行り言葉では片付けたくない。組織のメンバーがagreeできるものを作るためには、それぞれの水面下のものについて語りあうことが不可欠だろう。実際にはなかなかめんどくさい話で、パパっと数字だけ決めて、となりがちなのだが、本当に強い組織、真のチームづくりを求めるなら氷山の下を大事にしないといけないのだと思う。

なんか、あれもこれも水面下の見えないことが大事なんだなあ。氷山ってシンボリックにすごいなあとあらためて感じている。

先週末は娘#4のダンナが高崎から来阪、総勢9名+赤ちゃんのファミリー大宴会。途中絵しりとりでワーワーキャーキャー。誰が何を書いたのかはナイショ。

追 明日は一粒万倍日天赦日寅の日。1年に数日しかない最強運勢日だ。何かを始める、何かをやめるに最好適。みなさんはどう過ごされますか。私は伏見稲荷に参詣予定。実力不足なので神頼み😅😁

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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<予定(但し、臨時差し替え頻発😂)>
#255 【創作SSタケおじシリーズvol.19】転校生
#256 不機嫌なひと
#257 【創作SS】結局。。

(つづく)

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