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晴れの日も雨の日も#293 終える

拙noteも投稿300回が視野に入ってきた。継続丸3年も目前だ。週2回、判で押したように投稿を続けているが、この先一体いつまで続けるのだろうか。ずっと書きたいことが次々にあって、校了済み投稿待ちの記事を転がしながらやってきたが、最近、ストック消化傾向だ。ひょっとして終わりが近づいているのか?

だいたい何ごとも、始めるより終わる方が難しい。いずれどこかでやめるにしても、なんとなく原稿がなくなってうやむやのうちに退場するというのは、コーちゃんwayではない。イヤになってあるいは必要性を感じなくなってスパッとやめるとか、別の形で発展的解消を遂げるとか、なんかそんな感じが望ましい。

とはいえ、まだ原稿は降りてくるし、note界のみなさんとのお付き合いも楽しませてもらっている。今すぐやめるやめないという話ではない。ただ節目を目前にして、漠然とそんなことを思った。


会社の中でも始めたはいいものの、これ、いつまでこのまま続けるの?ということはよくある。
ある時期に何らかの必要性があって始まったナントカ運動。状況の変化やマンネリ化などにより形骸化してしまっているのだが、誰もやめようと言い出さない。組織にも慣性の法則が働くらしい🤭。
ましてやエライさんの肝いりで始まったようなプロジェクトならなおさら。そのエライさんの眼が黒いうちはとてもやめるなんて言い出せないし、場合によってはそのチルドレンたちの眼をはばからなければならなかったりする。
誰かが「もう、ええんとちゃいますか」と言い出せばいいのだが、やめるにはやめるだけの理屈が必要だったり、理屈の争いになれば、一寸の虫にも五分の魂とやらで、やめない理屈も成り立ちうる。

ナントカ運動だけではなく、赤字事業にしても同様だ。ある一定期間赤字が続いたら自動的に撤退というルールを敷いているドライな会社もあるようだが、「いやそうは言っても」「この先よくなりますから」「今は辛抱の時です」なんてズルズル行くことも世間には多い。

始める時に一番必要なのは熱量だと思う。あるいは勢いといってもいいかもしれない。熱量が勢いを生むのだろう。
終えたくなっている時というのは、だいたいその熱量が消え失せていることが多い。そうすると勢いとかはずみとかいうものも生まれにくい。そうなるとなんとなく立ち消え。というようなことがせいぜいだ。
自らの意思をもってやめることを選択するというのは容易ではない。


男女の仲はどうだろうか。
「なんとなく冷めちゃったから別れたけど、街で会ったら、”やあ、元気?”でもええやん」と言う人を知っている。一方で「もうこの人とは金輪際顔も見たくないという気持ちにならないと終わりに出来ない」と言う人がいる。私自身もこれに近く、一緒になる方がたやすく別れるほうが大変な気がするが、実のところどうなのだろう??

が、こと「離婚」については、まさにエネルギーがいるという意見が多数のようだ。離婚となると子供のこと、相続のこと、手続きのこと、いろいろめんどくさいことも多い。浪費癖やDV、不貞の事実など明らかに離婚に値する事由なしに、「なんとなく性格の不一致で」ということだけでは、離婚するエネルギーは出て来にくいのかもしれない。もっともそんなことを言いながらズルズル続けていくことの方が人生にとってマイナスだということもあるのだろうが。
ま、結婚して40年弱、そこまで思い詰めることがなかったことは誠に僥倖というべきだろう😁

会社も、昔なら60歳で自動的に終わりだった。60の定年退職の日には、職場の女の子が花束を用意してくれて、みんなに「おめでとうございます」の声で見送られたものだった。それが今や65歳定年になり、その先まだ延びようとしている。さらには選択定年制とやらで、自分で自分の終わりを決めないといけないようになってきた。自動的に来る終わり、人が決めてくれる終わり、ではなく自分で終わりを選択するというのはなかなか大変だなあと思う。

町内会のラジオ体操もいよいよ残すところあと1日。予定通り皆勤賞♬

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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(続く)

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