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晴れの日も雨の日も#330 コーちゃんは変わった。のか?

どうも昔のコーちゃんは怖かったらしい。
「らしい」というのは、本人にあまりそういう自覚がなかったということを意味している。
「あまり」というのは、怖いとまでいかなくとも、少なくとも「ややこしい人」と思われているかも、ということぐらいは、何となくは気がついていたということを指す。
ま、当時は「そんなこと思うヤツのほうがだらしないんじゃ」ぐらいの鼻息だったのだが😅🤭🤣


「昔はもっと怖い人だと思ってた」と最初に言われたのは、去年の夏だ。
相手は大学水泳部の先輩女子。5年ほど先輩=学生時代はかぶっていない。数少ない同郷のためなんとなく親近感を感じていたが、実際には距離のある関係だった。
それが、去年初めてゆっくり一献ご一緒させて頂く機会があり、冒頭のお言葉を頂いた。
相手は大先輩でもあり、当然そんな怖い思いをさせたことはないと記憶している。いわば全く身に覚えがない感じで「ええ??ホンマですか??」と大変びっくりした。


もう1回はっきり言われたのはつい最近。サラリーマン最終盤に接点があった方とコーチングのご縁があり、その最終セッション時だ。
ここまでの振り返りや総括の際に、往時の私は怖そうな感じだったが、セッションを重ねてみると全然違った、というコメントを頂いた。苦笑いしながらこのコメントを受け取った。


今の私は前職の出身事業部もコーチングの主舞台の一つとしている。
独立当初、私は出身事業部でコーチングを実施することにはややためらいがあった。よくも悪くも現役時代の私のイメージは強烈で、コーチングに必要なオープンな会話の妨げにならないか、と危惧した。何度かいろんな人と会社や飲み屋で話を重ね、何とかなりそうな感触を得て、ようやくコーチング実施に至った。
とはいえ、お相手には当時の部下や顔なじみの後輩たちもいる。最初はやはり「あのながいさん」という構える感じや警戒感があるかも?と思っていた。が、1、2度セッションをすると、そういう危惧は払拭できた。「オープンに話せた」「やって良かった」「いろいろ気づきもあった」というフィードバックを頂き大変嬉しい思いをした。「昔のながいさんとは違ってた」と言われたことも特筆すべき喜びだ。


思うに、現役の時は、正しい答えを求めていた。さらには、経験値も含めて自分が一番正しいぐらいのつもりでいた。体の良いおしつけ野郎なのだが、当時はそうやって後進を導くのが上司の仕事だと信じて疑わなかった。
また、自分磨きに一生懸命だった10代後半は、研ぎ澄ますような鋭さを撒き散らかしていたような気もする。総じて若かりし頃は、いわゆる「ハンドルの遊び」のようなゆとりがあまり無かったと思う。
頑張ることや成長することに関心が偏っており、下手すると職場や事業を一人で背負っているつもりでいたようなところもあった。幅広くいろんな人と仲良くしていて、誰に対してもフレンドリーにしていたが、そういう「我の強さ」は周りの人にどう映っていたんだろうと、今になって思う。


還暦過ぎてから人間の本質がガラリと変わった、ということではたぶんない。むしろ、私の持ち札が増えて、従来とは違う接し方ができるようになったということだろう。そしてその新しい持ち札が自然にいつでも切れるということだと思う。サラリーマンを卒業し、コーチングを勉強することによって、人から見ても変化が見えるような成長ができたとすれば、素直に嬉しい。


(ここまで本文1,400文字)

朝陽の中で その2

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之

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(つづく

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