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「晴れの日も雨の日も」 #105 求む党員!  脱パン党員大募集中!(緊急投稿)

最近、あべみょんさん御手洗さんyahoiさんの拙noteへのコメントを通じて、「ながい=脱パン」という構図が定着し始めた。流れ・勢いというのはオソロシイ。

ことの始まりは拙note#75「褌を締めるかパンツを脱ぐか」だ。
ここぞという時には、グズグズモジモジしてたり、カッコばっかりつけてたり、小手先でちょこちょこっと切り抜けようとせず、自分を全部さらけ出して全力&真剣勝負をしたい。

それを「パンツ脱いでかかってこんかい!」「いつまでパンツはいとんじゃ!」という言葉で表現した。
#100「100回&1周年記念 図解!これがながいコーチだ!」でも珍妙極まりないイラストとともにこれに触れた。

そうこうしているうちに、あべみょんさんが自らも脱パン党員であることをカミングアウトされた。女性からの勇気ある宣言に敬意を表し、名誉ある会員No.1の称号を捧げることとした。

さらには御手洗さんから、脱パン党員増員の至上命令が下された。
御手洗さんご自身の入会宣言はまだ届いていないが、きっと隠れ党員なのだろうと拝察している。

私は縁あってポッドキャストにも出演させて頂いたことがある。そこではフルオープンスタイルという表現をした。
そのスタイルが一番楽で、一番強くて、一番相手と関係性を築きやすいという趣旨のことを言った。



就活学生のリクルーターを30歳前後の頃にやったことがある。
学生にとっては当然一生を賭けた真剣勝負の場だ。にもかかわらず裃を着たままのようなヤツが結構いた。
ま、それが当たり前といえば当たり前だが。

しかし、こっちはその子がいったいどんな人間なのかということを知りたい。当時は、新卒で入社した会社を定年まで勤め上げるのがフツーの時代だ。ご縁があって入社頂くのなら、その一生を預かるのだという気負いもあった。

だから、私は相手の「人間の底」を見たかった。

どんな体験をしてきたのか。
どん底を見たことがあるのか。
魂のリミッターが振り切れるような思いを知っているのか。

そんなことに関心があった。

で、優秀な成績を滔々とアピールし始める学生に、「ところでさあ、キミ、三日三晩涙が枕を貫き通すような大失恋したことある?」などと聞き、相手が目を白黒させるのを見て喜んでいた。タチの悪いリクルーターだ。




友人の結婚式で、大酒飲んで大変ご迷惑をおかけしたことがある。もともと彼は別の子と付き合っていて、そのまま結婚するもんだと我々一同は思っていた。が、親の意向により、別の人との結婚に至った。

よくある話で、別に私が荒れる必要性はどこにもないのだが、「ジェントルでノーブル」と標榜している彼のやり方に少々納得がいってなかった。親と大立ち回りの真剣勝負をしたように見えなかったのだ。で、私を含む仲の良いメンバーは、「なんやそんなもんかい。ちゃんとパンツ抜いでバチッと決めんかい!」などと心の底で思っていた。

そんなモヤモヤが作用し、私と心友が大酒を飲み、結果、場を荒らすハメになってしまった。

せっかくの華燭の祭典で申し訳ないことをしたと思っているし、もちろんあとで謝ったのだが、いまだに呑むとこの話になったりする。
今は彼も「〇〇子(前に付き合ってた子)のことはオレの一生の心の傷や」と語る。


ほれ見てみい。
あの時パンツ脱がんかったからじゃ。


などと私は心の中でつぶやいているがそれはもう言葉にはしない。


人前でパンツを脱ぐなんて絶対ムリ、というご意見は多いだろう。それは人それぞれの考え方だ。
しかし私はこのスタイルのおかげで、実りある半生を過ごすことができた。
失うものなんて大してない。慣れればすこぶる快適だ。ほんの少しの勇気、えいやという思いきりで人生の見え方はずいぶん変わる。脱パン人間は実はあまり叩かれない。変に隠したり守ったりするほうが叩かれやすい。
私のような披露宴での暴挙はオススメしないが、脱パンスタイルはお勧めしたい。

私もスカッとフルオープンの直球勝負で行こう、弱さも恥ずかしい話も失敗もさらけ出してありのままで生きていこう、という脱パン党員を募集中です。既に脱パンスタイルの方、これから脱パンやるぞと言う方、奮ってご応募ください。

注:サムネ画像は本記事登場人物と関係ありません。

今日も最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました♬ 長井 克之  
仕事のご連絡・その他ご相談等はこちらに→nagairb21@jcom.zaq.ne.jp

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