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俳句を紹介・鑑賞いただきました☆
角川『俳句』7月号に掲載された12句作品のうち、数句について写真の俳句結社誌でご紹介いただきました。
どうもありがとうございます😊
◆『氷室』9月号(主宰・尾池和夫氏、執筆者・大島幸男氏)
制服に着られてゐる子ひめぢよをん
◆『ランブル』9月号(主宰・上田日差子氏、執筆者・高瀬瑞憲氏)
傷みつつ微笑んでゐる苺かな
◆『田』9月号(主宰・水田光雄氏、執筆者・上野犀行氏)
よく猫に会ふ一日よ若葉風
傷みつつ微笑んでゐる苺かな
サラダからはじまるランチ夏館
糸ほどの水に噴水果てにけり
自分の作品が他の方に届き、鑑賞というかたちでその世界を共有していただける。
しかも、自分とは異なる結社や同人誌の方に。
なかなかないことですが、そういう機会に立ち会えると「俳句を続けてきてよかった……」と静かな喜びが全身に満ちてきます。
どなたの鑑賞も素敵でしたが、なかでも『ランブル』の高瀬さんの文章にびっくりしました。
その一部を下記に転載させていただきます。
「この句は苺の様子を一物仕立てで詠んだものと思いつつ、たとえば芭蕉の「さまざまの事おもひ出す桜かな」を参考に考えるとこれは作者自身で、作者は傷みの中にあっても微笑んでいなくてはならない、という解釈もできなくはない。
そしてこの「傷み」は感情的なものなのか、作者の死生観を反映させたものなのか。鑑賞していくほどに深さのある句に思った」
ひょえ~~💦
芭蕉を出して下さるとは~
勿体なさすぎて申し訳ない~💦
自句自解はヤボなのでしませんが、一句をここまで広がりのある世界として捉えて下さるとは! 作者冥利に尽きるとは、このこと。
一人の俳句つくりとして、これからも日々の暮らしの中で感じたこと、見えたことを俳句にしていこうという思いを強くしました。
また、苺の句は俳句をやっていない人たちも「好き」と言ってくださることが多く、私にとってもさらに印象的な作品となりました。
今回のご縁に感謝申し上げます。
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