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俳句、短詩

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自分の俳句作品や、鑑賞、思いなど気ままにまとめています。また、短歌などの短詩形作品などについても触れています。
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2020年9月の記事一覧

柏柳明子句集『柔き棘』ご紹介・鑑賞4

柏柳明子句集『柔き棘』ご紹介・鑑賞4

お陰さまで各方面で『柔き棘』をご紹介いただいております。
どうもありがとうございます! ご一読願えれば幸いです。

・9/10 神奈川新聞「かながわの俳壇時評」:句集評
(評者:酒井弘司氏)

・9/15 愛媛新聞「季のうた」:一句紹介および鑑賞(土肥あき子氏)
 掲載句:台風圏四角くたたむ明日の服 柏柳明子

・9/15 『俳壇』10月号(本阿弥書店):「本の庭」にて書評
  (評者:菊田一平氏

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【物語る句Ⅰ】『夜の刀』:連句形式を基に

【物語る句Ⅰ】『夜の刀』:連句形式を基に

夜の刀

秋天を仰ぐや君に逢へぬまま
 はるかに暮るる緋の色の池
あの日より後ろ姿の地上にて
 芒の中に亡くせし欠片
野分なら許されるのか我儘は
 手の無患子のかすかに震へ
笛の音に貫かれたる満月の
 一つになりし胡桃の記憶
龍淵に潜むわたしが女なら
 夜の刀を呑みて永遠

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<物語る句について>

ご笑覧いただきありがとうございます。

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俳句賞をとった時:結社の場合

俳句賞をとった時:結社の場合

夏~秋は俳句賞の発表や
〆切の多い季節ではないでしょうか。
今回、結社でですが実際にとった時を
少し書いてみました。

「ムリじゃ、ムリムリ。今回はやらん」2014年、所属する俳句結社の賞を受賞しました。

当初、下記の理由で私は応募するつもりはありませんでした。
1)仕事がとても忙しかった
2)だから気持ちも体もクタクタだった

応募句数は20句。これを1作品として構成するのは、時間とともに、そ

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週刊俳句698号『柔き棘』一句鑑賞

9/6の週刊俳句で一句、鑑賞を頂きました。どうもありがとうございます。

宜しければご覧下さい。