ありがとう/羊毛とおはな
▪️曲との出会い
昨日、ふと思い出しました。「羊毛とおはな」の事を。10年位前に彼女の声を聞いて
「最近はやりの、ぼんやり系か・・、こういう曲増えたな・・・」
って位の認知でした。5年程前に台湾旅行に行って、誠品書店の音楽コーナーでなぜか「羊毛とおはな」がイチオシになってました。
台湾はアナログ・レコードもそうだし、こういう「素朴系アコースティック」が流行っていました。それから、また少し聴いてみようと思い聴き始めていました。
あまりにも「素朴」で「シンプル」な彼女たちの楽曲は多くの音楽の中で埋もれてしまう程にシンプルです。ガットギター&ボーカルだけの「究極の形態」です。「弾き語り」と何が違う?と思いますが、彼女たちの曲にはこれ以上のやかましい音は不要。ボーカルの「はなさん」のぼんやり素朴な歌声には「優しい響きのガットギター」がとても合います。
▪️新曲はもう聴けない
大変、残念で仕方ないのは新しい作品はもう聴けないという事。
彼女は2015/3/21に最後のメッセージをこの世に残して旅立ちました。
彼女の最後のメッセージはこちら
こんなにも素敵な曲達を残してくれています。彼女が歌を通して何を感じ、何を伝えたかったのか、もう一度噛み締めて聴いています。
とっても素敵な曲達です。聴いてるとなんだか、胸が締めつけられ、涙が溢れてきます。素敵な曲だからこそ、この世に残した贈り物になったわけですが、改めての彼女の生きた人生は幸せだったのかな?きっと幸せだったんだろうなと思うと、切なくて泣きたくなるのです。
改めてアルバムを聴き直すと、決して流行りに流される事はなく「はなさん」の声を生かした、可愛らしい曲が多いです。静かで素敵な日常だったり、感謝だったりと、ささやかな事ですが、当たり前の事に感謝して生きてたんだなと。そんな中でまさに彼女は「音楽に命を燃やした」人生だったんだと思います。
そんな事を思いながら聴いてると、自分もしっかりと「命を燃やして生きなきゃ」と思います。そんな彼女が残してくれた作品達は「癒し」にもなるし「勇気」をくれたりもします。
本当の幸せって「誰か幸せにするために、一生懸命生きる事なんだろうな」と思ったりして、自分に改めて言い聞かせたりしてます。彼女の作品は自分の生きてく上での、癒しでもあり、勇気にもなる作品だなと、一つ一つ聞き直す日々です
Amazon Music,Spotifyでもアルバムが聞けます。少しだけど。
Amazon Musicがアルバムの数が多いです。Prime会員なら何枚も聴けます。是非聴いてほしいです。歌詞の一つ一つが違って見えてくるから不思議です。
Spotifyだとこの曲が一番「羊毛とおはな」らしい、可愛い曲です。
これからも、ずっと聴いて行きたいアーティストです。