近所のスーパーで「小さな秩序」を創った話
近所のスーパーは人気で、いつも店内は混雑しています。
レジの前も例外ではなく、長蛇の列です。
そんな中買い物をしていて、一つ困ったことがありました。
レジと売り場の間にある通路が、レジに並ぶ人のせいで塞がってしまってたんです。
詳しくは〈図1〉を見てみてください。
〈図1〉:行列のせいで通路が塞がってる
※黒いのは人を表してます
この通りです。
もし通路を通りたいなら、並んでる人にわざわざ頭を下げながら行かなくてはなりません。
(実際自分がそうでした)
そこで自分は「この状況をなんとか変えたい」と考え、良い案を思いついたので実践してみました。
どうしたのかというと、
①まずはレジに並んで、
②次に、通路の前あたりまで進んで来たら一旦ストップし、通路を空けるようにしたんです。
詳しくは〈図2〉をご覧ください。
〈図2〉:『通路まで来たら一旦ストップ』
こんな感じです。オレンジの丸が僕ですね。
こうして僕が通路まで来たところでストップすると、僕の前に並んでる人達がレジゾーンに収まるまでは少し時間が空きます。
その間、両隣のレジに並んでる人達の列は前に進んでいくので、売り場ゾーンから新しい人が前に出てきます。
するとその人達は、僕が通路を空けてるのを見て、なんとなくそれを真似するんですね。
そしてその通路を空けて並ぶ人を見て、隣のレジに並んでる人達も同じように真似し始めます。
あとはもう、隣、そのまた隣と広がっていくだけです。
こうしてわずか数分のうちに、全12のレジ待ち列で、「通路は空けて並ぶ」というルールが出来上がったわけです。
このルールは、同じレジに並ぶ人、また横のレジに並ぶ人で相互に監視し合うので、なかなか崩れることはないでしょう。
つまり、レジ前の通路は僕がいなくなっても空き続けるんです。すごくないですかこれ。
僕のちょっとした行動で「小さな秩序」を創り上げたわけですよ。
まぁ実際その後どうなったかは知りませんが。
でもけっこう面白かったですね、皆さんも機会があったら試してみてください。
ではまた、
読んでいただきありがとうございました。
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