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デコンストラクションとクリエイティビティ

こんにちは。デジタルマーケティングチームの森川です。

私たちのチームでは、週に1度、世界のクリエイティブ事例を題材にしたデコンストラクション会議を行っています。

「デコンストラクション」という言葉に耳馴染みのない方のために、
今回はデコンストラクションの意味について説明します。

そしてデコンストラクションを経て、どのようにクリエイティビティ向上に繋がっていくのかを考えてみます。

デコンストラクションとは

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デコンストラクションを日本語に直訳すると「脱構築」。

つまり、私たちは、「世界のクリエイティブ事例を脱構築」しているわけなのですが、これだけではよくわかりませんよね。

「脱構築」というワードがそもそも哲学用語なので、ピンと来なくて当たり前かもしれません。

「デコンストラクション」の意味をもう少し深掘りします。

辞書をひいてみると▼

既存の体系や枠組みを解体し、新たに構築し直すこと。破壊し解体した枠組みの中から要素を取り出し直して新たな枠組みを構築すること。
(Weblio辞書)

これを読んで、人によっては、化学反応式を連想した人もいるかもしれませんね。

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つまり私たちは、

世界で評価されているクリエイティビティを要素分解して、別のフィールドで(別のクライアントを想定して)新たに組み直してみよう!

ということをやっているわけです。

実際のデコンストラクション会議では何をやっているのか

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具体的には、

・この広告はどんな目的で、誰に対して何を訴求したかったのか
・当時の社会情勢、市場の動きはどうだったのか
・結果的にどんな効果をもたらし、社会にどのような影響を及ぼしたのか
・この広告事例はどこをどのように評価され、受賞に至ったのか

を考え、整理し、

最終的には「他のブランドへ転換するアイディア」に落とし込んでいきます。

これがなかなか難しく、毎週のようにメンバー同士で頭をひねっています。

デコンストラクションは、クリエイティビティを向上させるのか

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グループ内でデコンストラクションに取り組み始めてから、約3ヶ月が経とうとしています。

こういった「脱構築→再構築」のトレーニングにより、

・過去事例との関連付けがスムーズにできるようになった
・全く関連性がないと思われる事柄どうしの意外な共通点を発見できた

といった実感があります。

そしてそういった能力こそ、新たなアイディアの創造=問題解決に繋がります。

これぞまさにクリエイティビティ(創造性)ですよね。

終わりに

ナディアデジタルマーケティングチームが行なっているデコンストラクションについて、ご理解いただけたでしょうか。

ちなみに、過去にデコンストラクションで取り上げた題材はこちら▼

今後もデコンストラクションした題材について、定期的にnoteで更新していく予定ですので、お楽しみに!

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