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レトロかわいい二眼レフカメラ

こんにちは、SRライダーのなっちゃんです✨

今日はバイクじゃなくて、カメラのお話を少々。

とはいえ、「カメラが趣味です」と言えるほど詳しいわけじゃなく、「心の赴くままにシャッターを切ってるだけ」というレベルのお話なので、暖かい目で読んでもらえたら嬉しいです🥰

📷写真を撮るのは日常の一部

学生時代から友達と写真を撮りあいっこしたり、放課後に食べたスイーツ、おそろいで買った服や小物を撮ったりと、写真を撮るという行為が自然と生活の一部にありました

社会人になってからも、旅行と食べ歩きがすきで、旅先の思い出を写真に収めていました。

そして約2年前、SR400(ヤマハの中型バイク)に乗り始めたのをきっかけにインスタグラムのアカウントを開設しました。

映える場所へ行こう!というよりは、ここいいなぁ~と思ったらバイクを止めて写真を撮ってます。
もちろん、いいなぁと思ってもとても止まれそうにない場所や、通行の妨げになるような場所では心のシャッターに収めて通り過ぎます。

SR400はノーマル(カスタムしていない状態)でも姿形が美しくて、華があるバイクだなぁと思うので、気が付くとスマホのストレージがバイク写真に圧迫される事態が発生してしまう…

そこでバイクで出かけるときは、ミラーレス一眼レフを持ち歩くようになりました。

とっさに撮るときはついスマホを出しちゃうから、悩み解消には至りませんが、「ストレージがいっぱいになりました通知」の頻度は多少減った気がします。笑

📷二眼レフのお話

ちょうどバイクの免許を取ったころ、レトロなものがすき、というのもあって、二眼レフという2つのレンズが縦に並んだ骨董品のようなカメラにも興味を持ちました。

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今はバイクの写真であふれているインスタグラムも、実は最初の投稿は二眼レフカメラだったりします。

二眼レフは、フィルムカメラです。

デジカメとは違って、現像するまでどう写ったか分からないし、フィルム1本で撮れる枚数が少ないので、1枚1枚慎重に構図を決めてシャッターを下ろします。

上に載せた写真は「ローライコード」という二眼レフで、1950年頃にドイツで生まれたカメラです。

カメラ界では二眼レフといえばローライ、と言われるほどの超有名メーカなのだそう。

レンズが2つもついているし、そもそもは三脚に立てて使ってたものなのでとにかく重い。
持ち歩くときはリュックに入れるのですが、ずっしりと肩に食い込みます。

そして、古いカメラなので自動で光の量やシャッタースピードを調節してくれるような機能はもちろんついていません。

露出計(上の写真にある、カメラの前においてある計器)を使って明るさを測り、自分でカメラに設定します。

そのあとは箱の中を覗き込んで、ピントを合わせ、手ブレしないように慎重にシャッターを押します。

何度やっても慣れないこの作業、決まらないときは5分以上かけてじわじわとやっています。
下記で詳しく書きますが、使ってるフィルムの関係もありこの作業はとても重要。
撮りたいものをじっと見つめて集中するので、ある種の儀式のような感じがして結構好きな時間です。

(ただし、カメラの重さで腕がプルプルしてくるため、適度なところで諦めて覚悟を決めることも大事。)

📷二眼レフで撮った写真をチラ見せ

そうそう。
二眼レフはフィルムを巻くのも、撮り終わったら巻き直すのも、全部手動です。

使い捨てカメラをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
あれと同じで、電池が入っていないから、すべての作業は人力です。

そして、撮った写真の確認も現像に出さないとみることができません。

2度ほど現像したのですが、きちんと撮れてたものは半分くらいという成績です…笑

恥ずかしいけど、ちょこっとだけ…

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シートが透明になっているので、光を透かしてみるととてもきれい。

これは、「カラーリバーサルフィルム」というフィルムを使って撮影し、「スリーブ仕上げ」という方法で現像してもらったものです。

専門的なことは分からないけど、「ネガフィルム」は使い捨てカメラを現像したときについてくる茶色っぽいシートのやつで、いわゆる「写真をプリントアウト」という形で現像する場合に使われることが多いようです。

一方の「リバーサルフィルム」は、写真を撮った時点で色味や露出がフィルムに焼き付けられるので、上の写真のようにフィルムの状態でも写真のように見ることができます。
だから、ネガフィルムで撮影したものはプリントするときに色の補正がきくのに対し、リバーサルフィルムは補正ができません。
先に書いた5分以上かけて行う儀式の理由はここにあります。

スリーブ仕上げ」は数コマごとに切って透明なケースに収めてくれるのですが、もうひとつの現像方法「マウント仕上げ」にすると、チェキみたいに1枚ずつカードのような形で現像してくれます(スリーブ仕上げよりややお高い)。

ちなみにリバーサルフィルムは現在製造してるメーカーも需要も少ないせいか、まぁまぁ値が張ります(1本 2~3,000円)。
そして現像も、ネガフィルムやデジカメ写真より単価が高く、日数も3~7日程度かかります。

📷さいごに

「なんでそんな手間もお金もかかるものが好きなの?」と聞かれると、相手が共感できるようないい答えがなく、ちょっと困ってしまいます。

なんとなく、楽しいから好き」という、それだけです。

私が乗っているSR400は、エンジン始動の際に「キックスタート」という、キックペダルを踏み込こんで足の力でエンジンをかける必要があります。
ボタンひとつでエンジンをかけることができないバイクなので、こういう手間のかかるものが好きなんだと思います。

キックスタートをかけるときは、自分がバイクの一部になったような気持ちになるし、二眼レフで写真を撮るときは、カメラの一部になっている気がします。

普段の生活は、たとえば洗濯や掃除機もボタンひとつ押せば全部自動で済ませてくれるわけで、楽に効率よく暮らせるようになっています。

だから、たまには自分の力で何かしているという実感が欲しいのかもしれません。

今日は、そんなレトロかわいい二眼レフの魅力を少しだけご紹介してみました。
最後までお読みいただきありがとうございます✨

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