⭐️闘魂⭐️

コロナウイルス感染症流行下、マスクとフェイスシールドの着用を強いられる生活が続いています。
新たな変異株の出現も報道され、ストレスを感じない人はいないと思います。
ストレスのせいか、夜寝る前に鏡で自分の顔を見ると、そこにはありありと疲労が映し出される様になりました。そしてついつい、お化粧や消毒で荒れた肌のお手入れもおろそかになりがちです。
先日、家で学生時代の写真を見つけました。世間知らずで、夢ばかり見ていた頃の無邪気な表情が映っていました。
年下のスタッフに笑いながら写真を見せると、上司への気遣いもあるのでしょう、「先生ですか、可愛いですね」と言ってくれました。私が、「今の私はこの頃と変わってしまたわね」というと、
スタッフが、「先生、確かにこの頃の先生は可愛らしいけれど、僕、今の闘っている先生の方が好きです。」と言いました。
闘っている、私が❓とびっくりしましたが、部下の心遣いが嬉しかったです。
いつの間にか、私が病棟を走り回る姿に、戦士の様なイメージがついてしまった様です。
医療現場にも矛盾が溢れ、泥の中を泳ぐ鯉の様な日々です。そんな中、たわいのないスタッフの1言に救わる思いでした。
医師になってから対象こそ変わりますが、日々闘いの日々です
ささやかな会話を灯火とし、これからも肩で風を切る生活を続けて行きたいと思います。