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アート・サブカルチャー・オタク文化を考えたい就活生です。

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最近の記事

今日の独り言

    • 名前がいっぱいオタク文化

      サブカルチャー、ポップカルチャー、メディア芸術。 オタク文化を調べようとすると、基本的にこの辺りの単語が出てきて頭が混乱してくる。 オタク文化とイコールで繋げて文章を読んでいいのか分からないからである。 今回はそれらのまとめである。 ●サブカルチャー 社会の正統的、伝統的であるメインカルチャーとは対義的な文化。 ●ポップカルチャー 大衆文化。大衆向けで娯楽目的のコンテンツのこと。映画、音楽、漫画、小説、アニメ、ゲームなど。 ●メディア芸術 映画、漫画、アニメーショ

      • 絵本コーナーの装飾たち

        大学の研修旅行で東京に行った。絵本取扱店について調べようと、絵本を取り扱っていれば絵本専門店から本屋の絵本コーナー、雑貨店・カフェ併設型の絵本ショップまで見学した。 そこで気づいたのは、絵本の世界を引き立てる個性的な販促物の設置であった。 本の販促物といえば紙のポップがメインだが、写真のもの(全て丸善丸の内店)は立体物である。 作品の表紙や印象的なシーンをそのまま立体化することで見る人に大きなインパクトを与える。平面の絵本の表紙よりも目を惹きやすいのではないだろうか。 注

        • 創作グッズバトル

          友人とオリジナルデザインでグッズを作ってイベントで売ることがある。 ハンドメイドマルシェや地方のコミケなど、近隣で行ける会場には大体サークル参加してきた。 しかし、未だに何が売れて何が売れないのかよく分からない。 このイベントでは売れたのに今回は全然売れないということもある。逆も然り。 自分が世間に出したいものとそれに対する世間の需要をまざまざと見せつけられ、当然のことながらも凹むのだ。そこで自分が作りたい範囲内で手に取ってもらえそうなものを制作してみても、なかなか雲

        今日の独り言

          パズルで頭を空にする

          頭の中を空にする、ということが苦手である。 常に課題やら就活やらで追われているからというのもあるが、頭に何もないことを恐れている自分がいることが原因かもしれない。 例えば特に予定のない休日を暇だとだらだら過ごしていると、もっと有意義に使えたのではないかと罪悪感がわくのである。 私にとって頭の中に考えることがないことは不安要素であり、暇は最も敵視する状況なのだ。 しかし、脳のキャパシティは有限なので、あれこれ考えすぎるとショートしてしまう。 こういう時は決まってパズル

          パズルで頭を空にする

          衝撃、放心、そして思いを馳せる

          平庫ワカ作『マイ・ブロークン・マリコ』を読んだ。(以下若干のネタバレを含みます) 一度では消化できなくて、何度も読み返した。 猪突猛進な主人公の行動と、垣間見える自殺した幼馴染・マリコとの記憶が混ざり合い、最後には何でもない日常に戻っていく。 どれだけ死者に思いを馳せても、必ず時は流れるし、記憶は薄れていく。 作中では父親や彼氏から幾度となく暴行を受けても、ほとんど涙をこぼさず笑みを浮かべていたマリコが、読み終わってから脳裏に焼き付いた。 最後に見えた助けを求めるマ

          衝撃、放心、そして思いを馳せる

          推しを紹介する言葉が出てこない

          好きな漫画やアニメを他人に紹介するとき、いかに自分がその作品を好きか、どのような点が魅力的かを語ることが非常に難しいと思うことが多々ある。 例えば私は荒川弘氏の漫画『鋼の錬金術師』が好きであり、最も影響を受けた作品として名を挙げることができる。 しかし、この作品がどうして好きかというと言葉に詰まる。兄弟愛や白熱のバトルシーン、多数の伏線を全て回収する計算高い世界観構成など、他の漫画でもあるようなキーワードしか出てこないのである。似たような作品群の中でもどうして『鋼の錬金術

          推しを紹介する言葉が出てこない

          オタク文化はメインカルチャーになり得るのか

          ゼミのディスカッションでサブカルチャーとメインカルチャーの関係性を問うた。 サブカルチャーは自身がメインになろうと活動することはあまり見られないが、メインカルチャーに取り上げられることがある。 オタク文化もその例に漏れない。今日は特にその傾向が強く、アニメと歌舞伎のコラボ作品や漫画の原画展などがある。また来る東京オリンピックの関連イベントでは2.5次元舞台の登場人物が参加予定である。 このように、日本社会はオタク文化をますます持ち上げようとしている。サブカルチャーとして生

          オタク文化はメインカルチャーになり得るのか

          村上隆のオタク輸出を学ぶ

          オタク文化とアートを関連づけるアーティストは少なくない。1990年代の現代美術界では中原浩大、ヤノベケンジがフィギュアやアニメをモチーフとして作品に取り入れている。そこに少し遅れて参入したのが村上隆である。 村上隆は1962年生まれのアーティストであり、有限会社カイカイキキの代表取締役社長である。その活動は制作だけにとどまらず、キュレーションや作品コレクション、映画監督と幅広い。 彼とオタク文化の関わりは2000〜2005年にかけて顕著に見られる。「スーパーフラット」三部

          村上隆のオタク輸出を学ぶ

          何がオタク文化?

          ※ここはオタク文化をアートの切り口から見ようとする学生の備忘録である。 前回の投稿でオタクとはなんたるかを述べた。 では「オタク文化」とはなんだろうか? 言葉通りならばオタクの文化である。メディアでは漫画やゲームなどのコンテンツや、コミケやニコニコ超会議などのイベントがよく取り上げられる。また、サブカルチャーの一つとして数えられる。 しかし前回の投稿で述べたように、オタクはなにもアニメや漫画など、社会がイメージするような対象ばかりにのめり込むわけではない。鉄道や自動車

          何がオタク文化?

          オタクってなんだろな

          ※ここはオタク文化をアートの切り口から見ようとする学生の備忘録です。 オタクとはオタク文化について語る前に、オタクそのものについて述べる必要がある。 オタクの定義は諸説あるが、基本的に特定の趣味にのめり込んでおり、そのジャンルに造詣が深い人のことである。趣味の消費や収集に惜しまず、集団で共有する傾向にある。また、趣味の対象を考察して文章や絵で表現するなど創作活動を行う場合もある。 オタクがのめり込む対象とするものは様々である。アニメやゲームなどの二次元的コンテンツに限ら

          オタクってなんだろな

          脳内で完結できない(自己紹介)

          初めまして。2020年1月現在大学生のnacoと申します。 大学ではキュレーションを主に学んでいます。 noteでは自分の考えをアウトプットする訓練の場として運営していこうと思います。 というのも、私は自分の考えを脳内で完結させることに最近苦痛を感じています。 理由は来る就活や突然今月中に提出しなければならない卒論の概要、重なるゼミと講義の発表会など、やらなければいけないことが増えすぎて頭がパンクしているからです。 それなら紙にでもスマホのメモにでも書いてまとめれば

          脳内で完結できない(自己紹介)