【備忘】 日本代表対ドイツ代表レビュー⑥（試合後インタビュー編） FIFA WORLD CUP QATAR 2022
みなさん、こんにちわ！
今回も、日本代表 vs ドイツ代表のマッチレビュー(試合後の振り返り)の第２段です。歴史的な勝利について少し時間があいた今、次のワールドカップのために振り返りたいと思います。
今日はサッカー専門雑誌でもやらないような、細かい振り返りなので、耐えられない方はちょっとずつ読むか、飛ばし読みでもいいかと思います。
どっちにしても、ABEMAの本田解説に沿って解説する形をとっていますから、ABEMAのワールドカップのフル版を観ながらみるとよりわかりやすいと思います。
【試合後インタビュー】浅野琢磨選手
インタビュアー
勝利インタビューです。
見事決勝ゴール、浅野拓磨選手です。おめでとうございます。
ニアサイドを撃ち抜きました。どんな思いでいきましたか？
浅野選手
いや、チャンスがあれば、シュート打つことは決めてましたし、
まあ、その前にもいくつかチャンスがあって、
それが結果に最後は繋がったかなと思います。
インタビュアー
4年前は悔しい思いをしたこの舞台で、ワールドカップ初ゴールです。
どうでしたか？
浅野選手
そうですね。その時から、約4年半前にワールドカップメンバーに入れなくて、その瞬間から今日のことを想像しながら、今日の日ために全力で準備してきたので、それが結果に繋がっただけかなと思いますし、これが結果に繋がって無かったとしても、やってきたことは変わらないので、それが今日たままた結果に繋がっただけかなと思います。
インタビュアー
あのドイツに逆転勝利です。この重みどうでしょうか？
浅野選手
んー、まあ、僕らからしたら対戦相手は関係なくて、特に僕はあまり意識してなくて、どの相手でも自分がピッチに立てば100%でプレーする、それだけを意識してたので、それが今日全員がピッチで表現できて結果に繋がっただけかなと思います。
インタビュー
ゴールの瞬間、ベンチのメンバーも皆さん来ましたね。
浅野選手
はい。みんなで勝ち取ったゴールだと思いますし勝利だと思います。
インタビュー
次への思い聞かせてください。
浅野選手
今日は全員でしっかり喜んで、勝ち点3ぶんしっかり喜んで、まあ明日からしっかり切り替えて、次のゲームに向けて準備していきたいと思います。
インタビュー
おめでとうございます。
浅野選手
ありがとうございます。
4年半前浅野選手は、2018年ロシアワールドカッブの最終予選で本選進出の決勝ゴールを決めた選手です。しかし前回のロシアワールドカップカッブのメンバーからは漏れてしまい、サポートメンバー(練習メンバー)としての参加でした。悔しかったと思います。
前回のワールドカッブの初戦コロンビア戦前に選手のみでのミーティングをした時こんな話があったそうです。
『前回大会の悔しい思いはしたくない』『ヒーローになりたい』など一人一人がワールドカップに対する思いを主張するなか、浅野選手は『僕は4年前のブラジルワールドカップの悔しさは経験していないからわからない、それよりワールドカップの23人のメンバーに入った喜びそれを感じながらみんなにはプレーしてほしい』とみんなに伝えてチームか1つになるきっかけになったと聞いています。シンプルではっとさせられる言葉、大事なことを自分達に伝えてくれたとGK川島選手は言ってました。
今回のインタビューでもそれが感じられる浅野選手らしいいいコメントだったですね。
【試合後インタビュー】吉田麻也選手
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
吉田選手、お疲れ様です。
吉田選手
お疲れ様です。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
ワールドカップ、キャプテンとして臨みました。ドイツに勝ちました。今の心境をお聞かせください。
吉田選手
めちゃくちゃ嬉しいです。めちゃくちゃ嬉しいすけど、まだ1勝しただけなので、やっぱり次が大事なので、いいリカバーをして、いい準備をして、コスタリカに勝って、決めれるようにしたいなと思います。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
前半耐えて0−1。そして後半逆転しました。チームとして何か変化はあったんでしょうか。
吉田選手
まずはシステム多少変えましたし、特に昨日もね、サウジが0−1のビハインドから逆転して、大きなことを成し遂げたので、自分達もできると信じて戦いました。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
この勝利で日本中が、今皆さんに熱い声援、拍手を送っています。聞こえますか？
吉田選手
聞こえます！！
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
次も頑張ってください！
吉田選手
ありがとうございます。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
ありがとうございます。
吉田選手は前回なロシアワールドカッブから長谷部選手よりキャプテンを引き継ぎました。カタールワールドカッブ予選は初戦を落とし、アウェーでサウジアラビアに負けるなど苦難の連続だったんです。皆さん忘れてたり、知らないかもしれませんが。。
アウェーのサウジアラビア戦では、アウェーサポーターから心ないやじを浴びせられたりしました。ひどいもんでした。
吉田選手は、森安監督とドイツ代表とどう戦っていくか細かいところを調整していたと言います。
ドイツ戦の勝利は吉田選手なしには成し遂げられなかったと思いますよね。
【試合後インタビュー】長友佑都選手
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
長友選手に来ていただきました。お疲れ様です。
長友選手
お疲れ様です！
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
自信5度目のワールドカップ、王者ドイツに、、
長友選手
4度目！(笑)
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
、、4度目のワールドカップ。ドイツに勝ちました。今の心境をお聞かせください。
長友選手
みんな、ブラボー！、
ブラボー！！
ブラボー！！！
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
前半耐えて耐えて、後半逆転しました。長友選手がピッチで選手全員にコミュニケーションとって、しっかりと鼓舞している姿が見えました。なんていう言葉をかけましたか？
長友選手
いやーもう、あのー、ピッチで出ている時も出てない時も常に一緒に戦ってたし、もう本当に、ベンチを含め、みんな心が一つになったから、この勝利はもう、本当にたくさんの人がねえ、応援してくださったし、歴史的瞬間だね。嬉しい！
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
今日の勝利でですね、日本中が熱く、盛り上がってます。
今日本で、ここに来ていないサポーターの皆さんに一言お願いします。
長友選手
いや本当に、あのー、今日来てくださったサポーターの皆さんも本当にありがとうございました。そして、日本から熱い応援、僕らにしっかり届きました。
最後の最後までみんな諦めずに戦った結果だと思います。
本当に感謝します。ありがとうございます。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
次節も頑張ってください！
長友選手
ありがとう！
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
お疲れ様です！
長友選手
ヨッシャー！！(槙野氏とガッチリ抱き合う)
一時期流行ったブラボーはこの長友選手のインタビューでしたね。4度めのワールドカップというと、4度×4年=16年間は少なくとも日本代表です。すごいことです。ドイツ戦も年齢を感じさせないプレーの連続でした。
本田GMは、長友選手がブラボー言っているのを今の日本代表内で止めるやついないんかい！と笑ってましたが、こういうムードメーカーは本当に大事です。
【試合後インタビュー】前田大然選手
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
前田選手、お疲れ様です。
前田選手
お疲れ様です。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
初めてのワールドカップでしたけども、どうでしたか？
前田選手
まず、本当にここにいくのにいろんな人の支えがあって、このピッチに立てたと思うので、本当に感謝してますし、本当に素晴らしい試合をしたなと思います。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
前半かなり難しい展開がありました。交代してからのチームが逆転勝利。ベンチでどう見守っていましたか？
前田選手
前半、本当に最小失点で抑えれたのが、本当に逆転勝利になったと思うので、本当に素晴らしいチームだなと思います。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
今日の勝利で、日本中が今熱くなっております。ここに来られなかった、日本中、日本のサポーターに一言お願いします。
前田選手
ここに来れなかった人の為にも、僕たちは、やっぱ、本当に勝利を届けないといけないと思ったので、本当に勝利を届けれて、本当によかっなと思います。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
次節も期待してます。お疲れ様でした。
前田選手
お疲れ様です。
怖い系なのかと思いきや、つぶらな瞳と謙虚なインタビューの前田大然選手でした。
足が速いのはもちろんですが、スプリント回数がJリーグ全選手の中で毎回のようにトップだったり、無尽蔵のスタミナを持ち合わせています。フィニッシュの精度を上げれば次のワールドカップはエース格だと思います。
【試合後インタビュー】鎌田大地選手
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
鎌田選手、お疲れ様です。
鎌田選手
お疲れ様です。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
率直に90分戦ってのご感想を教えてください。
鎌田選手
そうですね、前半は、やっぱり僕たちは、すごい彼らをリスペクトしすぎて、臆病に戦っていたと思うし、僕個人的なプレーも、今シーズンで一番良く無かった出来だと思うし、あの前半のままね、あのようなサッカーをしたまま後半も終わっていたら、間違いなく一生ね、後悔するような内容で、それをしっかり森保さんがフォーメーションを変えて、自分達が果敢に勇気を持ってプレーできたことがね、まあ全てだったと思います。今日。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
今日の試合をやるにあたってですね、色々なメディア情報だったりで、日本が難しいんじゃないかという情報が入っていました。今日、2−1で勝ちました。どうですか？
鎌田選手
いや、まあ、普通に僕は常に言い続けてきてましたけど、間違いなく彼らの方が実力があって、クオリティはあるのは間違いないとは思いますけど、自分達はね、本当に勝てるっていうふうには思ってたし、最低でも勝ち点1は取れるっていうふうに心の底から思ってたんで、まあしっかり結果で証明できてよかったなあと思います。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
次節コスタリカ戦。次勝てば、決勝トーナメント進出が決まります。どう戦いますか？
鎌田選手
うーん、まあやっぱり、今日は初戦で固さもあったし、彼らをリスペクトしすぎてた部分もあったと思いますけど、自分達がしっかりやれば、世界のトップともしっかり渡り合えるってことは、今日証明できたと思うし、僕たちはね、こういうプレーをね、続けていくことが大事だと思うんで、しっかりね、コスタリカに対してもいいプレーをしたいと思います。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
次節も期待してます！
鎌田選手
ありがとうございます。
インタビュアー(ピッチリポーター槙野氏)
お疲れ様です。
鎌田選手
ありがとうございます。
日本人は、相手をリスペクトしすぎる傾向にあると、元日本代表監督オシムさんが話していましたが、今回もドイツ戦の前半で出てしまいました。
後半になって、本田GMも心配するぐらいアグレッシブな攻撃的守備でひっくり返しましたが、鎌田選手はドイツのフランクフルトで結果を出す中で日本のレベルを冷静に把握していたってことですね。
【試合後インタビュー】久保建英選手
インタビュアー
ドイツに勝利です。逆転勝利です。どうですか？
久保選手
いやー、信じられないすね。すごい興奮してます。
インタビュアー
かなり序盤から苦しい時間帯が続きました。先発どのようなことを考えてプレーしましたか？
久保選手
行けるかなーと思った後に失点してしまって、ちょっと、なんていうんでしょう、行けるかなーと思った分、きつかったですけど、2失点目のVARとかもあって、VARがあってよかったなとすごく思いますし、後半から僕は交代しましたけど、5バックになってからすごく監督のプランがあたって、すごいチームとして一丸となって勝利とれたかなと思います。
インタビュアー
立ち上がりはドイツの圧力はかなり感じましたか？
久保選手
ドイツも感じたと思いましたし、ワールドカップの圧力というのはあったかもしれないですけど、1点耐えて、後半オープンな展開っていう本当にサウジアラビアと全く同じ形でしっかり逆転勝利できて、すごいよかったと思います。
(※隣の長友選手のブラボーインタビューが聞こえてきて、久保選手はインタビューに集中できない状況)
インタビュアー
久保さんいとっては、ワールドカップ初の舞台で先発。どんな思いでプレーしましたか？
久保選手
個人としては全然ダメでしたし、もっとやって苦しい時間帯のチームで4だろうが、5だろうが僕がもっとためつくったりしないといけないと思いますし、一回奪ったところも、大然くんにしっかり繋がなきゃいけなかったと思いますけど、まあもう、そんなことどうでもいいんで、チームが勝って嬉しいです。
インタビュアー
第2戦、第3戦に向けて抱負をお願いします。
久保選手
とりあえず次の試合、また3日後にありますけど、その試合だけにみんなでフォーカスして、今日だけはひとまず喜んで、えー、まあそこで佑都さんも言ってますけど歴史的瞬間じゃないかなと思います。
インタビュアー
おめでとうございます。
久保選手
ありがとうございます。
ちょっと、長友選手が左隣で『ブラボー』してたので、インタビューに集中できなかったかもしれません。久保選手としては、戦術的とはいえ、前半での交代。レアル・ソシエダで好調ぶりをみせていたので喜びながらも悔しさがにじみ出たインタビューでした。
【試合後インタビュー】権田修一選手
インタビュアー
では、権田修一選手です。ドイツに逆転勝利。どうですか？
権田選手
いやもう、プラン的には僕が前半PK与えてしまって少し崩れましたけど、しっかり1点取られてもチームとして耐え凌いで、そっから逆転できたので、ほんともう僕のPKがなければもっとよかったんですけど。ま、とにかく勝ててよかったです。
インタビュアー
それでもドイツの猛攻を権田さんのセーブで防ぎました。
権田選手
いやいやもう、ほんと見てわかる通り、みんなハードワークしてくれて、体はって守ってくれてたので、だからこその、最後あーやって高さもありますし、マーク外れてしまうことはあるので、そこ最後なんとか止めれてよかったです。
インタビュアー
後半になって3バックに変えて、そしてあの戦い方。どのいうふうに感じてましたか？
権田選手
まああの、前半やっぱり少しミスマッチができてしまっていて、そこを整理するって意味でも、3バックに形を変えましたけど、まあその、形もありますけどみんなが本当アグレッシブにチャレンジし続けた結果が、この結果だと思いますし、形も大事ですけど、やっぱり最後は戦うところ、そこの部分がしっかり出た試合かなと思います。
インタビュアー
このワールドカップの舞台でドイツに逆転した、この意味どうでしょう？
権田選手
もちろん素晴らしいことですし、これで日本も盛り上がると思いますし、やっぱそれが僕らが今回ワールドカップで結果を残す意味ですけど。まっただ、これで予選突破が決まったわけでもないですし、僕らが目指すところっていうのを考えたら、しっかり中3日で厳しいので、しっかり切り替えて、また次コスタリカ戦でしっかりやらないといけないなと思います。
インタビュアー
おめでとうございます。
権田選手
ありがとうございます。
権田選手の4連続セーブなくして、ドイツ戦の勝利はなかったです。ぐっと日本代表の勢いが加速しました。
過去のワールドカップを観ても、かなり安定したゴールキーパーだったのは間違いありません。一度海外にとひだしてオーバートレーニング症候群になるようなストイックな選手ならではの冷静なコメントでした。
【試合後インタビュー】三苫薫選手
インタビュアー
では、三苫薫選手です。逆転勝利おめでとうございます。
三苫選手
ありがとうございます。
インタビュアー
この勝利の瞬間、どのような感情が湧き上がりましたか？
三苫選手
まだ、実感はないですけど、すごいアドバンテージなのでこの2戦につながると思います。
インタビュアー
先制された後、ドイツに逆転したこの力どう思いますか？
三苫選手
まあ、ほとんど逆転したことないすけど、ここで出るっていうのは運もあると思いますし、でもチームとして我慢強く戦って、何度かオフサイドもありましたし、まあついてたんじゃないかなと思ってます。
インタビュアー
前半かなり押される展開でしたが、後半になってまたリズム変わりました。
どんなことを意識してプレーされました？
三苫選手
まあ、相手も少し余裕は見せていたと思いますし、僕だったりあの途中が入って、もっともっと前にかけるところは意識してたので、相手も少しそれで後手になってくれたかなと思います。
インタビュアー
大会前は少し体調も心配されましたが、コンディションどうですか？
三苫選手
いや、まだ全然100ではないですけど、チームの力になりましたし、しっかりとコンディション上げていきたいなと思ってます。
インタビュアー
チャンスメイクありましたが、どうでしょう今後は三苫選手自信の得点ていうのは？
三苫選手
もちろん狙って行きますけど、あの、チームとしての役割を考えて、今日はウイングバックでしたし、そういったチームのためにプレーすることが大事かなと思います。
インタビュアー
おめでとうございます。
三苫選手
ありがとうございます。
試合の流れを一変させた三苫選手。
試合後も冷静で、すでに次の試合への切り替えができている様子でしたね。ワールドカップで上に行くにはこのマインドが必要だと思います。どこが相手でも勝たないといけませんからね。
カタールワールドカッブでのドイツ戦の勝利は日本サッカー史に残るような大きな通過点でした。
個人的にですが、日本がここまで強くなったのは選手育成の成功にあると思っています。Jリーグが始まって30年。Jリーグ開幕当初日本代表で苦労した選手が、監督コーチとして必要なところを育成してきた賜物なんですよね。
さらにいうと、2022年5月1日に亡くなられた元日本代表オシム監督の影響ははかりしれないんです。
病気に倒れ日本代表監督は1年ほどで退任となってしまいましたが、日本代表監督だけでなく、森安監督はじめ、今のサッカー指導者へ伝えた結果が『日本サッカーの日本化』につながっています。
オシムさんが率いたユーゴスラビア代表監督はイタリアワールドカップでも初戦がドイツ代表でした。
いろいろあって負けてしまったんですが、その分も日本代表がいい試合をして本当によかった。そう思います。
では。また。
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