因果はめぐる

因果はめぐる。

人の悪口を言うと知らない間に自分が言われる。

何か相手の嫌なことをすると、いつかは自分に返ってくる。

どうせ因果応報なのだから、悪いことよりも良いことがいい。

この前こんなクリスマスにまつわるストーリーをテレビで見た。

昔、アメリカで貧しい青年がいた。その青年は仕事もなく、お金もない。

しかし、飲食店でご飯を食べてしまい、会計時に店員から声をかけられる。

「お客さん、このお金が落ちてましたよ。もしかして、この20ドルはあなたのお金ではありませんか？」

困っていた青年は本人のお金ではなかったがラッキーだと思い、つい言ってしまった。

「はい、そうです」

運のよかった青年は、そこから起業し、警備系の事業を始めた。やがて家庭を持ち、子どもが産まれた。

6年後、不景気の影響でその会社は倒産した。

その後、男は生活に困ったあげく銀行強盗を試みる。

しかし、銀行で銃を出そうとした時に男の目にあるものがうつった。

隣りの受付に小さい女の子が来ていた。その女の子は20ドルを貯金しに来ていた。

そのお金は、自分がかつて飲食店でお金が払えないときに助けられた20ドルだった。

男は昔の自分を思い出し、心を入れ替えることにした。

そのことに感謝の気持ちを思い出した男はお金がないにも関わらず、貯金を崩しクリスマスに顔を隠し無名でお金を配る奉仕活動をするようになった。

そして、彼は無事友人と会社を立ち上げた。
毎年サンタ活動を続けていくうちに、不思議なことが起こった。彼の仕事の業績が上がっていったのだ。

やがて、彼はシークレットサンタと言われるようになった。

こんなシンデレラストーリーをわたしも送ってみたい。