「紅さすライフ」君こそヒーロー

感想3️⃣5️⃣本目

「紅さすライフ」（Hulu視聴）

最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます

～あらすじ～

おしゃれをしている暇も余裕も興味もない大学の研究室で働く皆本頼子。
助教になることを夢見て収入は少ないけれど、それでも充実した日々を送っている自分に満足していた。
仕事が全てだった頼子はある日、研究室内の理不尽な理由から引きおこるトラブルに腹を立て研究室を去ることに。
威勢よく飛び出したもののいつもギリギリで生活していたため当然貯金なんかない。
人生これから！と人生どん底が同時にやってきた頼子はとりあえずの食いぶちを繋ごうと清掃のアルバイトを始めることに。
そこでの出会いが彼女の人生を大きく変えることに頼子はまだ気付いていない。
一方、こちらは朝起きたらまずメイク。というほどメイクが好きな男子・北條雅人。
普段は清掃員としてアルバイトをしているが、雅人には大きな夢が会った。
ある日、雅人と頼子はアルバイト先で出会う。
おしゃれとは無縁の頼子に少し嫌悪感を抱くものの頼子の明るさと人見知りしない性格に距離を縮めていく二人。
そんな時、頼子は後輩の結婚パーティーに招待される。
行く気はなかった頼子だが、雅人にメイクをしてもらい出席することになる。
メイクした自分の姿に驚いたものの強くなれた気がした頼子。
そこで初めて雅人の夢を聞き二人は人生をも変える大きな決心をすることに…
雅人の抱く夢とは、二人に待ち受ける未来とは。
メイク男子とすっぴん女子が織りなすメイクストーリー！

～キャスト～

・北條雅人…大西流星（なにわ男子）
・皆本頼子…井桁弘恵
・北條一馬…松島聡（Sexy Zone）
・矢巻光…深田竜生（少年忍者/ジャニーズJr.）
・足立小夏…森迫永依
・北條駿夫…コウメ太夫

～スタッフ～

・企画…鈴木淳一、藤澤季世子、明石宏人
・脚本…松島瑠璃子
・演出…今和紀、松嵜由衣、守下敏行
・音楽…biz＆ZERA
・エンディング…なにわ男子「Make Up Day」
・チーフプロデューサー…三上絵里子、島本講太
・プロデューサー…森有紗、田上リサ、島﨑敏樹

～放送～

・放送局…日本テレビ
・放送期間…2023年7月25日~9月26日
・放送時間…毎週月曜深夜0時59分-1時29分
・放送枠…シンドラ
・話数…10

～感想～

”メイクは魔法”

どんな自分にもさせてくれるのがメイクのある理由だと思っています。
メイクをする理由って人それぞれで
可愛くなりたいから
おしゃれになれるから
かっこよくなりたいから
コンプレックスを隠すため
外に出るため
メイクが好きだから

たくさんたくさんあると思います。
どんな理由であってもメイクをまとっているあなたは今日も美しく素敵です。

私がメイクを自分で初めてしたのは中学2年生のころだったと思います。
当時はそんなにお金をかけられなかったので母のメイク道具を借りたり、やっすい化粧品を買って独学でメイクをしていました（笑）
今の自分で見てもめちゃくちゃだったな…と思うほどに（笑）
その頃は週末にプロのスポーツに行くのにハマっていて好きな選手に会いに行くためにメイクしていました。（ひどい顔で）
ひどい顔だったと思いますが、その時の私もまるっと大好きです。
結果がどうのという話じゃないんです。好きな人に会うために慣れないメイクを一生懸命していた自分が愛おしくて仕方ありません。
メイクをしただけで強くなれたような気がしていました。
昔と変わったのはメイクをする理由でした。
誰かのためにしていたメイクだけど、今は自分自身のためにメイクをしています。
自分がなりたいと思う自分に近づけられるように、自分らしくいられるように、可愛くなった自分で外に出られるように。
自分の顔は自分だけのもの。
誰かのものじゃないからこそ自分を大切にできるんだと、メイクはそのための武器なんだと今なら思います。

メンズもメイクするのが当たり前な今、化粧品コーナーに男性も多く見るようになりました。
おしゃれをするのに性別も年齢も関係ない。
「歳を取らない人はいないのに年齢で自分のことをみじめにするのも呪い」だと頼子が言っていました。
人間に限らず生きていたら老いていく。
老いていくから生きているんだとそう言えるような人間になりたいです。
老いていくことを悪いという風潮があるけど、老いた人にも若かった時があったんだと、老いた分だけ生きてきたことに誇りをもてるような歳の重ね方をしたいと思います。

結婚せず仕事をしているだけなのに男は独身貴族って呼ばれて女は行き遅れって言われる。
そんな理不尽ありますか？
女だって仕事を頑張る生き物です。結婚するために生きているんじゃない。
仕事を頑張るのに見た目も年齢も関係ない。
好きな自分でいるために努力するのは素晴らしいことで、それが仕事であっても結婚であってもおしゃれであってもなんでもいい。
”努力する”というのが一番大事だと思います。
だからこそ努力するメンズを応援するために努力できる雅人くんと頼子はかっこよかったです。
社会に出るというのは”理不尽”と戦うことだと勝手に思っています。
思うようにいかないことも増えていきます。
でもその”理不尽”が原動力になることも社会に出るということだと信じて明日も明後日も働こう！と前向きな気持ちになれた作品でした。

雅人の向上心のあるひたむきさ
頼子の思ったことを口にできる芯の強さ
一馬の包容力の高さ

すべてが魅力でした。
ずっと変わらないみんなでいてほしいと願うこと間違いなしです＾＾

メイクの楽しさ、すばらしさ、夢をかなえる難しさ、恋をするもどかしさすべてが詰まっている作品でした。
「pazapa」のような思いの詰まったコスメがこれからも増えることを祈るとともに思いの詰まったコスメを手に取れるような人間になりたいと背筋が伸びました。
大西流星くんがひたすらにかわいいです（笑）
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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