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「VIVANT」敵か味方か、味方か敵か

感想2️⃣3️⃣本目

「VIVANT」(U-NEXT視聴)

最終回まで見終えたので、私なりに感じたことを書きます。
※感想部分に一部ネタバレを含む場合がございます。

~あらすじ~

丸菱商事に勤める商社マンの乃木憂助。
出世レースも再会で社内ではあまり期待された存在ではない彼は、バルカ共和国にある「GFL社」との太陽エネルギーに関する大きな商談を控えていた。
迎えた商談の日、日本円にして約14億円を振り込むはずがあろうことか約140億円が誤送金されていた。
大慌ての社内の中システムエラーも疑われたがエラーは見つからず、疑いの矛先は乃木に向いてしまう。
お金を取り返すためすぐにバルカに向かう乃木。
しかしGFL社に返金の意思がなく、CIAに勤めるサムの手を借りて消えたお金の行方を追っているとき、ザイールという男が関わっていることを知る。
すぐにザイールのもとにタクシーで向かう乃木だったが、運転手に騙されかばんを盗まれ砂漠に置いて行かれる。
水もなく携帯の電波もない状況で倒れていた乃木を通りかかったアディエルとジャミーン親子に助けられる。
数日後、アディエルとジャミーン親子の案内でザイールのところまで案内してもらう乃木だったが、「お前はヴィヴァンか?」という謎の問いを残し体に巻き付けられた爆弾を爆発させたザイール。
その爆発事件を機にテロリストだと間違えられた乃木は、バルカ警察に追われることに。
VIVANTとはなんなのか、乃木の疑いは晴れるのか、無事にバルカ警察から逃げ切ることはできるのか。
あろうことか会社の誤送金の疑い、テロリストの疑いをかけられた絶体絶命の男の長い長い戦いが始まる。

~キャスト~

・乃木憂助/丹後隼人…堺雅人
・野崎守…阿部寛
・柚木薫…二階堂ふみ
・黒須駿…松坂桃李
・ノコル…二宮和也
・ノゴーン・ベキ…役所広司
・山本巧…迫田孝也
・水上了…古屋呂敏
・宇佐美哲也…市川猿弥
・太田梨歩…飯沼愛
・原智彦…橋本さとし
・長野利彦…小日向文世
・新庄浩太郎…竜星涼
・西岡英子…檀れい
・乃木明美…高梨臨
・ドラム…富栄ドラム
・声の出演…林原めぐみ

~スタッフ~

・原作…福澤克雄
・脚本…八津弘幸、李正美、宮本勇人、山本奈奈
・演出…福澤克雄、宮崎陽平、加藤亜季子
・監修…Baatar Densmaa(モンゴル語)、Dorj Dariimaa(モンゴル語)、Deigersaikhan Uuganbaatar(モンゴル語)、竹内一郎(医療)、布施友里恵(医療)、石坂隆昌(警察)、勝丸円覚(公安)、國松崇(法文書)、杉浦英和(IT・金融)、松田じゅん(自衛隊)
・プロデューサー…飯田和孝、大形美佑葵、橋爪佳織

~放送~

・放送局…TBS
・放送期間…2023年7月16日~9月17日
・放送時間…毎週日曜21時-21時54分
・放送枠…日曜劇場
・話数…10

~感想~

この夏、多くの国民がテレビに食いついたであろう今年の顔ともいえる作品。見始めた当初、まさかこんなにヒットするなんて全く思わず話に置いて行かれないように必死でした。

見終わった率直な感想としては、ドラマというよりなにか壮大な映画を一本見たという感じに近いでしょうか。
内容だけでなくキャストや演出、一つ一つが濃すぎてなにからどのように書いたらいいのか迷います。

キャストが発表されたときから「豪華だな~」なんてぼんやり思っていました。期待を込めて見た1話。
「?」
これが一番最初に感じた感想でした。
以前もお話したように私はお金の話が唯一見ることのできないジャンルなので、少し先を見進めるのをためらったのはここだけの話です。
誤送金問題から瞬く間にバルカに飛び、気が付いたら乃木がテロリストとして警察に追われているではありませんか….!
ほんと一瞬でも目を離したら話が分からなくなるようなそんな一瞬の出来事をミステリアスに描くところが人の目を引くのかなと素人ながらいろいろ考えました。
展開が早いから飽きずに見進められたのも大きかったかな。

敵か味方か、味方か敵か
キャッチコピーが素晴らしいです。ぴったりです。
私は基本的に人を信用することが少ないです。信用してないというより人に期待しないというほうが正しいでしょうか。
自分のことを一番よくわかっているのは自分だし、自分が自分のことを信じていればそれだけで強く生きていけそうなそんな気がします。
自分ではない他人に信用してもらうのなんてすごく大変です。だけどこの人に信用してもらいたい、そのために頑張りたい。そう思えるのが「信用」した証拠になるのかななんて思います。
どうでもいい人に時間も労力を使っているほど人生長くないからな!

まさにVIVANTは人の「信用」を消し去ってくるような、人を信じるのが怖くなってしまうようなそんな作品でした。
人を信じることも疑うことも疲れる世の中で次々に裏切られ続いていく世界。自分自身を見失ってしまいそうになります。
あまり深く書いてしまうとネタバレになってしまうので避けますが、バルカ警察がしつこすぎて終始ハラハラドキドキで後半自分息できてたかな?
夢にまであの警察官の顔が出てきそうです・・・

私は商社マンでもなんでもないので想像もつかないですが、自分の手で何億ドルを世界へ移動させるのってどういう気持ちなのでしょうか。
私なら震えが止まらないだろうな~。
商社マン、警察、医者
3人がタッグを組んでピンチを潜り抜けていきますが、全員が責任感が強いからこそ強く生きていけるのだと思います。
投げ出してしまいたくなるような諦めたくなる場面がいくつもありました。
頑張る理由は人それぞれ違くても3人は確かに3人で生きていました。
誰がなんと言おうと3人でした。
(ドラムもいたね^^)

後半はほぼ”役所広司”ってくらいベキの存在感がとにかく強く、そこまでセリフも多かったわけではありませんでしたが、オーラがベキそのものというか役所広司さん以外できる人いないだろうなってくらい印象が強かったです。
変わりがきかない存在ってそうそうなれるものでもなく、努力してできることでもないと思っています。
ただあなたでいることはあなたしかできません。
どんな役でもどんな仕事でも変わりはいるかもしれない。
ただあなたがあなたでいることを辞めたらあなたという存在はいなくなってしまうということ、それを忘れてはいけません。

きっと見返すたびに違う感想が浮かび上がってきそうです。
ただ正直に言えば、内容的に私にはあまりぴったりフィットしなかったので個人的にはもう見返すことはなさそうです。
お金の話はやっぱり苦手でした…
ただとにかくキャストが豪華で見ててとても楽しかったです。
誰が裏切り者なのか友達や家族で考察し合う日々が好きでした。
大好きな竜星涼くん…!天才でした(語彙力0)
息をするのを忘れずに^^
ハラハラドキドキする作品が好きな方、VIVANTとはなにか気になる方、ヒット作を見るのが好きな方、伏線めぐりの作品が好きな方にはぴったり!
気になる方はぜひ見てみてくださいね👀

噂によると毎話1億円かけているんだとか…
お金をかけているだけあって本当にモンゴルで撮影していたそうです。
リアルな演出もセットでお楽しみください。

どなたかの目にこのnoteがとまりますように。
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