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映画レビュー:24年8月の1本

壁は語る
(2022年/スペイン/カルロス・サウラ監督)

3万年前の洞窟壁画と現代のストリートのグラフィティを並列にし、それぞれ当事者(考古学者とグラフィティライター)にインタビューするという、旨み溢れるドキュメンタリー。劇中「(古代人は)見えるものは描かなくてもわかるから、描かなかった」というくだりや、「自然が語りかけてくると、そこにはじめて物語が生まれる」くだりなど、示唆に富んでいて、鑑賞中にあるアイデアが閃いた。観てよかった。てか知らない洞窟壁画いっぱいあるんだな。ちょっと調べたい。91歳で亡くなったカルロス・サウラ監督遺作。ありがとうございます。

<了>

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