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【ギャラクシー農家への道】僕の夢、ギャラクシー農家ってなんぞ?

 どうも。『ブログ的なことをやろう!』と思い立って早1日。仮面ライダーの最終回に間に合わせるために、最初の記事ではっちゃけてしまいました。ちゃんと自己紹介しておこうと思います。

Q.君は何者?
A.進路に悩む大学生です。

 僕は北海道の大学で農学を専攻しています。四年生です。専門は『農業経済学』です。(学問については、僕の説明よりよっぽどわかりやすいサイトがゴロゴロあるのでググってみてください。)
 何かの代表をやっていた、とか、何か社会的に大きなムーブメントを起こした、とかなんもないです。コロナ禍でのほほんと暮らしていたらいつの間にか四年生の秋になっていました。
 好きなものは仮面ライダー(生まれてこの方21年続けている趣味です)、プロレス、ロボットアニメ、遊戯王、キャンプ、おしゃべり、キックボクシングとかです。
 一応今の進路は大学院進学(修士)なのですが、なんとここにきてウルトラCの裏人生ルートを見つけてしまったかもしれないと興奮中なのです。

Q.大学で何を勉強しているの?
A.農家さんの技術選択行動に関して研究しています。

 僕の研究テーマは、『農業のリスクが高まった場合、農家さんの品種選択がどう変化するか?』というものです。農業は自然に左右される高リスクの産業ですから、当然農家さんはリスクマネジメントを行います。では、実際にどんな要因でどれくらいリスクが高まると、どんな品種を農家さんは選ぶようになるのか?というのが僕の取り組んでいる問いです。今注目しているリスク要因は地球温暖化です。農家さんの収入リスクを計算し、地球温暖化によってリスクが大きくなっているのか?そしてリスクの変化が農家さんの行動を変化させているのか?ということを調べようとしています。

Q.なんでその研究テーマ、専攻にしたの?
A.『誰がどこにいても、食べれる世界』のためです。

 僕は、『世界のだれがどこにいても、ご飯を食べられる世界』を作りたいと思っています。(なんでそう思うかは今後どっかで書くかも)様々な要因で食事を満足に摂ることが出来ない人は世の中に今も沢山いるし、そうして苦しんでいる人が多いのは発展途上国の農村部です。では、なぜ苦しんでいるのか?一側面ではありますが、『農業で稼げない』ことが一因だと、僕は考えています。
 僕はオンラインで、西アフリカのブルキナファソにて活動する団体様のインターンとして活動していたことがあります。(今後もやりそうな気がする。)ブルキナでは農業者さんが、鍬一本で畑を耕し、収入は少なく、収穫期前には貯蓄が減り飢餓が起こる、という状況に直面していました。

 、、、、いや、やばくね??

 農作業した人ならわかると思います、1ha未満であっても、人力で耕起、収穫作業などをやっていたらヘトヘトになります。それでいて満足な食事が出来ていない状態だったらそりゃ体調崩すわ、、と、失礼&率直かつおこがましいながら思ってしまったのです。
 この現状を解決するためには、適切な技術移転を行うことが重要だ。と考えました。そのためには予算だけではなく、長く使い続けてもらうための工夫も必要だと思い、農家さんの技術選択行動を研究しようと思ったのです。
 このままこのテーマで修士でも研究して、進路は大学院入ってから考えて、、なーんて思っていたのですが、ちょっと色々あって新たな道も模索しはじめちゃいました。それがギャラクシー農家です。(この辺りのきっかけとかも今後書こうかなあ)

Q.ギャラクシー農家って何?
A.銀河系を股にかける農家です。

 急にIQが三億下がりましたね。なんだこれって思う方も多いと思います。先ほどお話しした通り、僕の人生の目標は『誰が、どこにいても、ご飯を食べられる世界を作る』というものです。

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 そのために、僕自身が農家をやりながら、農家さんが適切な収入を得ることが出来るようサポートしたい。これを、パラレルワークでやりたいのです。

 ただし、活動範囲は銀河系に限ります。

 この、日本で農家をやりながら、宇宙を股にかけて農家をサポートする生き方を、僕は『ギャラクシー農家』と名付けました。

 IQがミジンコ以下ですね。すみません。もう少しちゃんと説明します。

Q.なんでギャラクシー農家が必要なの?
A.地球を救うためです。

 はい。そうなんです。ギャラクシー農家は地球を救うために必要です。

 地球の人口が2050年までに90億人を突破しそう、というのはよく言われる話ですが、現状においても飢餓がある中でさらに増える人口をどう食べさせるか。これは喫緊の課題です。しかも人口増加は発展途上国に集中。
 もちろん現状の食料や資源の分配を整えるのも大切ですが、貿易による調整はフードマイレージの問題やバーチャルウォーターの問題との板挟みになりそうだと考えています。適切な貿易の上で、やっぱり各土地の農業者の生産性を高めて、ある程度国家内で自給する(そのうえでクリーンなエネルギーによる輸送で貿易もしっかり行い、ナショナリズムの台頭も防ぐ)というバランス取りが重要になってくると思います。
 さらに言うと、貧困層自身が農業と密接にかかわっていることは多いです。農村部が貧困に苦しみやすいということはもちろん、スラム居住者も農村出身の移民なんてことも。
 エステル・デュフロとアビジット・V・バナジーの著書『絶望を希望に変える経済学』では、この農村からの移民の本音が研究によるエビデンスと共に示されています。やっぱり地元の方が何かと世話してもらえるセーフティネットがあるし、生まれ故郷を好き好んで出たい人ばかりではないのです。

 このような問題を解決するために、何が必要か?僕は、農家が稼げる職業であることが非常に重要だと思っています。農家が稼げるならば、農村の人々は自分たちの食料を買う現金を手にできます。農業で稼げるならわざわざワンチャン狙って都市にムチャな転職を仕掛けなくても良くなります。食糧安全保障を目指し土地を効率よく、かつ持続的に利用するには、そうした農業をしてくれる人材も、資材も必要です。

 だけどキツくて稼げない職業なんて誰もやりたくないし、投資したくないし、働いてても生活は苦しい。

 現状、世界の多くの農業はそうしたキツイ、稼げない仕事となってしまっています。でも僕は、農業は医療業界と同様に、生物学的にヒトの命を守る大切で、稼げるべき業界だと思ってます。だって食べなきゃ生きてけないし、学問としての要求値や経験値の違いはあれど手先の技術がモノを言うのも一緒だし。

 なので、農家が稼ぐ方法を、世界のどこでも飛んで行って一緒に考えることが出来る人材がいれば、世の中がもっとハッピーになると思ったんです。それこそが、ギャラクシー農家(Galaxy Farmer)です。

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 これをやるには色んな方法があると思いますが、現在日本では半農半Xと呼ばれる、兼業農家として他の職業とパラレルワークで農業を行うというライフスタイルが出現しています。
 
仲間と共に畑をやりながら、農家としての経験を他の農家さん(銀河系に限る)へと還元する。そして他の農家さん(銀河系に限る)との協働で得た学びを自分の畑の肥やしとする。そうした循環の中で、お金を稼いで、たまにBBQしたり、雪が降る土地だったらスノボしたり、DIYしてみたり、、 
 そうした地に足のついた自分の安心できる場所があるならば、何歳になっても、世界のどこにだって行けるんじゃね!?

 世界の貧困と食糧の問題に風穴を開ける。
 しかも日本で畑をやっている農家が。
 めっちゃかっこよくないですか!?!?

Q.なんで銀河系にしたの?
A.火星でのテラ・フォーミングを想定しています。

 なーんか、いいネーミングねえかな。と思って、ボーっと考えていたんです。『グローバル』とか、『地球』とか『先進国』とか『途上国』とか、『サスティナブル』とか。だけどしっくりこなくて。

 だって、場所は関係なく、『農家が稼げるように』という課題は、人類が自然から食料を生産するという営みを行う間は永遠についてまわるテーマだからです。

 上述したように、途上国の貧困や食糧問題へのアプローチの一つとして考えられるのは『農村を盛り上げ、農家が稼げる状況を作る』ですし、例えば日本の少子高齢化、耕作放棄地、食糧安全保障などの問題へのアプローチとしても、『農村を盛り上げ、農家が稼げる状況を作る』ことは有効です。

 、、、、あれ。一緒じゃん。大切なことは。

 そこにある問題は違えど、アプローチとして大切なことは同じ。だったら自分を何かカテゴライズされた地域や社会の枠に収めず、『どこでも行きます!』の方がスタンスとして楽しそうじゃん!と考えての、このネーミングなのです。銀河系までだったら何とかなるかなー、と。

 でも実際近い将来、僕らの世代が生きているうちに、人類やらかすと思いません?テラ・フォーミング。火星を住めるようにしちゃうというアレです。マット・デイモン主演の映画『オデッセイ』の中で火星農業がやられていましたが、実際ビジネスとして形にするには未知の困難やトラブルが続出すると思います。将来、火星の農業経営を解決するための人材が必要になるかも、、?

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 そんな思いを込めた空前絶後、超絶怒涛のギャラクシー農家、実現のために一歩一歩、歩んでまいりたいと思います。

Q.この記事のまとめは?
A.妄想楽しかったです。

 はい。という現実見てない大学四年生の妄想なんですけれども。こんな与太話に4000字近く付き合っていただき大変ありがとうございます。今コロナワクチン二回目打って絶賛発熱中なんですけど、元気になったら仮面ライダー、ギャラクシー農家への道、クソザコキャンプ(早く緊急事態宣言終われ)の三つについて書ければと思っています。今後ともぜひちょこちょこと、ここに来ていただいて。僕の農産物が出来上がったら買ってください。

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