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スタートアップ・新規事業運営者さん向け/ オープン&クローズ戦略で市場を広げよう!

こんにちは!元中小企業弁理士のnabです。本日は「オープン&クローズ戦略で市場を広げよう!」というテーマでお話しさせていただきます。

オープン&クローズ戦略とは?

 オープン&クローズ戦略は、知財戦略のひとつで、自社技術のうち、他社に対して使用させてもよいオープンな領域と、使用させないクローズな領域を構築する戦略です。

オープン&クローズ戦略の基本フレーム

 特許をはじめとし、「知財」と聞くと、「独占」というイメージを持たれる方も多いかと思いますが、なんでわざわざ、労力をかけて開発した技術の一部を、オープンにして、他人に使用させるのでしょうか?

 これについては、あのカップヌードルを発明し、日清食品の創始者である安藤百福さんが回答を出しています。

小学館版 学習まんが人気館 安藤百福より抜粋

 百福さんは、即席麺に関する特許27件を、他社にライセンスしました。これは、当時まだ市場として未成熟であった、即席めん市場に参入するプレイヤーを増やし、市場規模を拡大する狙いがあったと言われています。

 オープン化の罠

 オープン化によって、マーケットが著しく拡大しても、技術をオープン化した特許権者のマーケットシェアが下がるならば、オープン化することにビジネス的意味は乏しいと言えます。

 では、オープン&クローズ戦略により、どの領域をオープン化し、どの領域をクローズ化するれば良いのでしょうか?

詳しくは、こちらでどうぞ。

 ※Google、Apple(IT系事例)、初音ミク(コンテンツ系事例)がとったオープン&クローズ戦略を紹介しています。

参考図書


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