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【読書コラム】まとめ

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読書コラムまとめ
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#読書記録

【読書コラム】ナチによるホロコーストの起源はアメリカにあり - 『弱者に仕掛けた戦…

 わたしは相模原出身だ。津久井もよく知っている。そのため、津久井やまゆり園事件が起きたと…

綾野つづみ
6か月前
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【読書コラム】街録chの戸塚ヨットスクール校長に対する「先生は多分あと十数年で死ぬ…

 街録chに戸塚ヨットスクールの校長・戸塚宏が出演していた。逮捕・起訴されたときから一貫し…

綾野つづみ
6か月前
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【読書コラム】「能力」が存在しないってどういうこと? - 『私たちはどう学んでいる…

 YouTubeのオススメにこんな動画が出てきた。  わたしは普段、料理をしながらラジオ感覚で…

綾野つづみ
6か月前
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【読書コラム】わたしたちが恋愛を楽しめないのは資本主義のせいっぽい - 『あなたの…

 バブルの頃、恋愛は最高に楽しかったらしい。ヒットソングもヒット映画もヒット小説も、軒並…

綾野つづみ
6か月前
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【読書コラム】大人の女子サッカー部は面倒だけど楽しそう! - 『女の答えはピッチに…

 仕事関係で女子サッカーについて調べることがあった。  小学生の頃、2002年のワールドカッ…

綾野つづみ
6か月前
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【読書コラム】保守的になったのは年齢のせいだと思ってたけど、実は死ぬのが怖いから…

 いま、わたしは三十歳。ずっと新しいものが好きだと思っていた。でも、気づけば、なにをする…

綾野つづみ
7か月前
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【読書コラム】わたしはマカロンが食べれない - 『ピエール・エルメ語る: マカロンと歩む天才パティシエ』ピエール・エルメ&カトリーナ・ロワグ (著),佐野ゆか(訳)

 わたしはマカロンが食べれない。別に好みの話じゃなくて、アーモンドがアレルギーでダメなのだ。もっと言えば、ナッツ類がだいたいアウト。カカオだってけっこうヤバい。だから、チョコレートの味を未だ知らない。おまけに、りんごや梨、桃、葡萄、サクランボなんかも痒くなるので八方塞がり。素敵なお菓子と縁のない人生を送ってきた。  それでも、チョコやナッツが使われた芸術品みたいなデザートが嫌いになれるはずはなく、一途にずっと憧れてきた。人が美味しそうに食べているオペラやティラミスをうっとり

【読書コラム】お前が始めた物語だろ - 『射精責任』ガブリエル・ブレア (著),村井理…

 本屋に行ったら、強烈な一冊が目に飛び込んできた。  赤地に黒文字で『射精責任』である。…

綾野つづみ
9か月前
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【読書コラム】「始めに言葉ありき - 『情動はこうしてつくられる: 脳の隠れた働きと…

常識をひっくり返すような本で面白かった。感情は反射ではなく、思考による反応なんだとか。 …

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【読書感想文】老害になりたくて、老害になる人はいない 『ドガ ダンス デッサン』ポ…

老害になりたくて、老害になる人はいない。 絵画界の巨匠・ドガもまた、本人の意志とは別に老…

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【読書感想文】40年間お待たせしました! - 『生理用品の社会史』田中ひかる(著)

一人の女性が一生の間に経験する生理の回数は、現在約450回なのに対し、明治時代までは50回ほ…

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【読書コラム】もはや笑えない冗談 - 『泰平ヨンの現場検証』スタニスワフ・レム (著…

樋口恭介の炎上騒動で、大野典宏がレムの『現場検証』で皮肉を言っていたと書いてあるのを見て…

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【読書コラム】技能実習生は、後に、新たな慰安婦問題になる - 『ルポ技能実習生』澤…

技能実習生は、後に、新たな慰安婦問題になる。 金を稼ぐために日本へ来て、満足している人も…

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【読書コラム】うちはうち、よそはよそ、だけどみんな仲良く - 『格差は心を壊す 比較という呪縛』リチャード・ウィルキンソン、ケイト・ピケット著/川島睦保訳

「うちはうち、よそはよそ」なんて子どもの頃はよく親に言われたけれど、実際、正しい考えだったのかも。 直感的には皆知っている「他人と比較することの無意味さ」をこの本は科学的に検証している。 そもそも、いつから人類は自分と他人を比較するようになったかと言うと、農耕社会が始まってからなんだとか。 要するに農業というのは、自然や知識に左右されるもので、収穫量にばらつきが生じ、それが格差となって表れてきたのだという。 ということは、格差は最初から「経済格差」だったのだ。 狩猟