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小ネタ#20「美術系予備校生・・藝大デザイン科:最終の三次選抜、3教科&おまけの面接」。なるほど・・という面接であった → 不合格!!

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当時の藝大の最終試験は午前が教科、午後が面接であった。教科は私学と違い数学(といっても数1)があり、油断した。国語と英語は私学の受験に備えて少しは勉強していたのだが、数学はなぜかまったく手付かずで何の準備もせずに臨んでしまった。ほとんど答えを記入できなかったような気がする。

ががが!

教科がダメで落ちたとは思わない。なぜなら・・面接の際にはすでに合否が決まっているような雰囲気があったから。面接官からあったのが次の質問。

「君は今年不合格だったら来年も藝大を受けるかね?」

「決めてません」と答えた。正直なところ浪人生活をもう1年だなんてごめんだ。

この「来年も受けるか?」という質問はこれまでも何回か登場したようだ、という話は予備校では聞いてはいたがまさか自分にも向けられるとは思っていなかった。ダメ押しだったのが、あたしのあとに2名の学生が残っていて、面接室を退出する際に聞こえてきたのが「2人一緒に入室しなさい」だった。

なるほど、後で判明したがその残り2名は合格していたから2人で面接OKだったのだろう。つまりは・・もう合否は2次選抜で出ていたということになる。じゃあ3次選抜は何のため?? うーん・・想像の世界だが、ちょっと迷う学生の場合には教授たちがとりあえず会ってみようということかも??

予備校でまことしやかに伝えられていた藝大の面接、「君、ちょっとぐるっとまわってみて」と言われた受験生がいたとか。今ではセクハラもどきだが、同じレベルの受験生なら少しでもカワイイ子をとりたいと考えることもあり得る。

この3次選抜まできての不合格で、藝大合格と踏んでいた母校では大いに盛り下がったらしい。こちらは美大2校に合格していたからそれほどの落ち込みはなかった。まあボーイフレンドも同じ美大にいたからね。

お・ま・け

その入学した美大だが・・入学式の後にあった科長センセの新入生に対する初めてのガイダンス、放たれた言葉は・・

「女子はいらん。いらんのにこんなに・・女子は学んでも無駄。就職してもすぐやめる。わたしは女子には何も期待してない!!」。唖然とした・・こんなにモチベーションが下がるはなしを聞いたのはお初であった。(我らを奮起させるため?)

こののち2年でこの美大を中退したnabetsuma。入学してみないと分からないことは多い。進路を完全に間違えたな。今でも悔しい。八王子のT美に行く道もあったし街中の女子美を受験する機会もあったのに。しいていえば、相方と同じ大学に行きたかった・・という不純な動機がそもそも間違いだったのだ。

そのうち2年間の大学生活を綴ることもあるやも。エピソードは結構あるからね〜

最後に

「美術系予備校生シリーズ」はマガジンになっています。エピソードは16部。

この16部をまとめてnote 創作大賞に応募しようと思っています。エッセイ部門の応募には1万字に減らさないといけないので・・そこそこ手間がかかりそう。まあがんばります!応援よろしく!!!

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