人は死後でも誰かのお世話になる
本名:「跡を消す」 著者:前川ほまれ ポプラ社
アルバイト生活の浅井くんは、ひょんなことから
亡くなった人の部屋に出向き、
その人の影を清掃または遺品整理をする
デッドモーニングという会社で働くことになった。
社長の笹川さんと一緒に、亡くなった方の家族や
大家の人たちと関わりながら、
浅井くんは自らの弱さも認めて、笹川さんにある行動をしかけていく・・・
生きる時間や生きる姿勢は一人ひとり異なる中で、
“その人の生きた証”は必ずある。
しかし、その証から離れられず、時が止まっているように過ごしている人は大勢いると改めて知った作品である。
別れは不意にやってくるが、出会いも突然めぐってくる。
それが救いでもあり、人生なのかもしれないと思う。
私がこの本と出合ったのきっかけも今回のコンテスト作品に
入っていたからで、本屋さんでは
手に取っていなかったかもしれない。
そう思うと、出合いは気が抜けない!
でも、リラックスするから出合うということもある?!
最後に、”この本との出合いをありがとう★
この記事が受賞したコンテスト
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~