読書感想文を書く気持ち…

「なんで読書感想文を書いているの?」
そう聞かれるたびに「本を読んだときの気持ちを残したいから」と答えていましたが、最近は少し違う気がしています。

読書の記録というよりは、“自分の感情を整理したことを記したい”のかもしれません。

日々私たちは嬉しい、楽しい、悲しい、切ない、怒りと様々な感情が生まれています。1日の中でも一瞬にして変わる感情に、ある意味振り回されていることもあります。そこで湧き出てくる感情をどうするか。例えば、アンガーマネジメントでは6秒待つ、緊張やトラブルに遭った時は深呼吸して心を整えることがあります。しかしながら、どうしても心の収拾がつかない時はどうするか。そんな時にふと本を開いて読み始めると、いつの間にか本の世界に入り込み、今まで抱いていた感情がどこかに飛んでいくのではないでしょうか。

本を読むというのは、自分と向き合うこと。

改めてそう感じつつ、やっぱり読書感想文は難しい…。

特にnoteなどに公開しているときは、あらすじをどこまで書くかを悩みどころで、あらすじを書き過ぎても面白くないし、あらすじを置いて感情だけ書いても伝わらない。ということで、今日は考え過ぎて読書感想文を書く手が止まってしまいました。

そんな時はマンガを読んでリフレッシュ。今日は「夏子の酒」を手に取りました。夏子がひたむきに龍錦から吟醸酒をつくりあげる姿に“負けないで!”と“そこまでやらなくても”という想いが交差します。それは、私の読書感想文を“書く気持ち”と“書かなくてもいいのではという気持ち”の2つの想いがぴったり重なっているようでした。




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