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うちの朔は・・・【わたしの良い子】

わたしの良い子 寺地はるな

寺地はるなさんの小説を読むのは3冊目です。
「今日のハチミツ、あしたの私」「リアルプリンセス」そして本作です。

いずれの作品も気持ちがスカッとするセリフと希望を感じさせる内容で
心が洗われます♪

今回の主人公の椿は事情があって妹の鈴菜の子、朔(さく)を
自分のアパートで育てています。
小学校に入学した朔はおっとりしていて勉強が少し遅れ気味で
塾に通うことになりますが・・・

朔の行動から椿が悩み、考えることは多々あるのですが、時にはぶつかりながらも
そこから打開していく様子が丁寧に描かれています。

そして1つずつ荒波を超えていく椿のセリフがこれです。 ↓ 

「生きている限り、人は誰かを傷つける。
わたしもたくさん傷つけてきたんだろう。鈴菜を朔を。
それでもわたしは、傷つけないように、傷つかないように
なるべく他人とかかわるまいなどとけっして思わない」

お子さんを育てている方のみならず、人が成長する姿を
う~んと感じてくださいませ!

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