意外な展開でミステリー要素も!<まずはこれ食べて>

まずはこれ食べて 著者:原田ひ香さん

良い意味で、期待を裏切ってくれた小説です😁

以前に著者の「ランチ酒」を読んでいたので、同じ趣で
おいしい食事に人々が集い、交流するのかなぁと
安易に想像してところ、とんでもない!

読み終わってみたらミステリーを彷彿とさせる箇所もあり、
いつ着地するかと少しヒヤヒヤしました、
しかもそのスピードはじわり、じわりとくるのです。

医療系ベンチャーの事務所に家政婦のみのりさんがやってきたことから始まり、創業時メンバーの関係が次第にざわざわしはじめて・・・🤦‍♀️

1章のタイトル「その魔女はリンゴとともにやってきた」にも驚きますが、
ラストには魔女より怖い<陰の支配王>が出てきてさらにびっくり。

「自分は腹をすかしている人間を邪険にはできないのだ」と言う、みのりさん。
もし、テレビドラマとなったらぶっきら棒でありがなら、やさしさがにじみ出る天海祐希さんに演じてもらいたいなぁ。

本表紙の「目玉焼き」の絵も味わいがありますよー🍳


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