本日発売の2冊でパワーいただきました！＜先祖探偵/うえから京都＞

いつもご覧いただきましてありがとうございます。

今回はNetGalleyで先に読ませていただいた本日発売の新刊2冊をご紹介します。🤗📚

1冊は、

先祖探偵　著者：新川帆立さん　角川春樹事務所

手書きのPOPを上の画像に掲載しました。
 
本作は、先祖（ルーツ）を明らかにしていく全5話のミステリー小説です。
先祖調査を生業としながら誰よりも自分の過去を知りたいと願っている風子が
書類上の戸籍のみならず現地に出向き、地元の人から丹念に土地の歴史とともに聞き出す姿にこんなこともあるのかとそうなの？と驚くばかり。

顕著に表れるのが第3話で「先祖の声が聞こえる？！」。地元に語り継がれるリアルな体験に思わず心が震えてその後の展開も目が離せなくなりました。

一皮むけた風子は今後どのような探偵を見せるでしょうか。
明るく突き進む昌子さんの影響で風子はより成長すると思うので、昌子さんの登場とともに続編を楽しみにしています！

もう1作は、

うえから京都　著者：篠友子さん　角川春樹事務所

 
篠友子さんの作家デビュー本、おもしろかったです！
 
主人公の坂本龍子さんが交渉人として思う存分手腕を発揮する姿に夢中になってページをめくりました。
龍子さんが啖呵を切る場面は「あっぱれ！」と口に出して叫びたくなるほど。
しかも政治に立ち向かって斬っていくというより、＜本来あるべき政治とはなにか？＞と問いかけているように感じます。
 
また、関西連合となる京都、大阪、兵庫に加えて、奈良と滋賀の立場が表現されている箇所は本質を捉えている内容かもしれませんね。
 
どちらも女性が主人公で今の出来事に全力で向かっていく姿にパワーをもらえますよー💖