久しぶりに連絡してみたくなる <春、戻る>
無邪気な雰囲気で誰とでも打ち解けて、強引にちゃちゃっと決める若い男の人。
突然現れたその人は“私のお兄さんだよ”と言いますが
年齢を聞くと、わたしより12歳年下でお兄さん???
波乱の予感を感じさせますが、この人はこのわたしの婚約者とその家族とも
親しくなり、いつの間にか正体を探ることを忘れ、次第に連絡がないと
心配するようになり・・・
冒頭での自称お兄ちゃんと言う人の登場で「この人は何者だろう?」と
興味を抱き、ページを読み進めると自称お兄ちゃんの行動にいつのまにか
巻き込まれ“この人は悪い人ではなさそうと感じます。
お兄ちゃん、という響きに混乱しますが
本当の家族でなくても、兄弟、姉妹のように思えるような人。
自分自身を振り返ってみると、以前にお姉ちゃん、お兄ちゃんの
ように慕っていた人がいたなぁと思い出します。
私に寄り添って、大事なことを教えてくれた。
そうだ、久しぶりに連絡してみようか…。
瀬尾さんの本はいつもそうですが、自分のことを見つめ直す
不思議な魔法がかけられているようですー✨💕
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