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ゲーム業界が考える安心したゲームの楽しみ方

こんにちは、心理士のなべたです。

この記事では、「ゲーム障害再考」という本に掲載されている、ゲーム業界の人のゲーム依存に関する記事を読んで、その要点をまとめてみました。

ゲームに対する不安要素

一人ひとりがゲームに覚える不安は、かなり異なっている可能性が高いのではないでしょうか。そうしたそれぞれの不安を解消することが、真の「安心して楽しめる」につながるのではないか。

CESA 横戸健介(一部改変)

ゲームと聞くと、親世代は自分たちが昔遊んだものを思い浮かべがちです。
しかし、今の子どもたちが楽しんでいるオンラインゲームは、その頃のゲームとは大きく異なっています。
自分が経験したゲームと子どもたちが遊んでいるゲームとの間には、大きな隔たりがあるのです。

デジタル技術の進化は日常生活を便利にし、新しい体験をもたらしてくれましたが、それに伴って覚えることも増えています。
この変化に対して、保護者のみなさんは自分のことだけでも大変と感じられる方も多いのではないでしょうか。
そのうえで子どものことともなれば、何から理解していいのか整理がおいつかず、漠然と「不安」を覚える方が出てくるのは仕方のないことです。

昔ながらのゲームの知識だけでは、今の子どもたちのゲーム世界を理解するには不十分です。
新しい知識を学ぶまでは、何が心配なのかさえ把握できないこともあり、それがさらなる不安を生む原因となります。

親子でのルール作り

ゲーム自体の約束自体があるご家庭は約9割に達する一方で、子どもが納得して約束を決めた割合は1割程度しかありません。子どもからすれば、楽しいゲームを好きなだけ楽しむために、どうやって約束を破るか試行錯誤するであろうことは、想像できますよね。

CESA 横戸健介(一部改変)

「安全にゲームを楽しむ」ためには、「ゲームをするときのルール作り」がとても重要です。
親にとって一番大事なのは、お子さんがどんなゲームをしようとしているのか、どのように遊びたいと考えているのかを理解することです。

そのためには、子どもとゲームについて話し合うことが役立ちます。
このルール作りを通じて、子どもとのコミュニケーションを深めることもできます。

ここで大切なのは、ルールを決めること自体よりも、そのルールを作る「過程」です。
この過程を経ることで、子どものゲームに対する興味や必要性を理解する手がかりを得ることができるのです。


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