依存とともに歩む、苦悩からの逃避と回復
こんにちは、心理士のなべたです。
この記事では、「ゲーム障害再考」という本に掲載されている、依存症専門医のゲーム依存に関する記事を読んで、私が感じたことをまとめました。
感情的な痛みからの回避
誰かが何かに依存しているとき、それは楽しさからではなく、現実から一時的にでも離れたい、自分の置かれている状況から逃れたいという心の叫びなのかもしれません。
依存症は、単に自己抑制が効かないから起こる現象ではなく、深い心の痛みからの逃避であり、自分自身の癒すための自己治療なのです。
その背後にある痛みや苦しみに気づくこと、それを認めることはとても勇気がいることだと思います。
「回復」という視点
依存症と向き合い、自分だけの"回復"の道を歩むことが大切です。
「回復」は依存していた行動を止めることだけではなく、自分自身の欠点を含めて、自分を受け入れ、愛することを意味します。
そして、"回復"の形はあなた一人一人によって異なります。あなたの苦しみ、痛み、経験はあなただけのもの。
だからこそ、あなただけの回復の形があるのです。
依存症からの回復は、それぞれの人が自分自身の旅を歩むこと。
依存症を支援する側の視点から、その旅を支える存在でありたいと思っています。
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