自分の心に自分が乗っ取られないコツ

こんにちは、心理士のなべたです。

ぼくたちの悩みや不安はぼくたちの心が作り出しているものであり、それと戦ってもあまり意味がありません。

大事なことは「自分の価値」、つまり自分が大切にしていることに沿って生きることなのです。

この記事では、「バスの運転手」というたとえ話を使って、心に自分が乗っ取られないコツをお伝えします。

参考にした書籍はこちらです。

ACT　不安・ストレスとうまくやる　メンタルエクササイズ - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本

ここに一台のバスがあります。

あなたは運転手で、バスの乗客はマインドさんたちです。

マインドさんとは、あなたのおしゃべり好きな心のことです。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。

ある乗客はとても感じがよく、運転手に協力的です。

でもなかには、「そっちじゃないよ」「運転がヘタだな」「もっと丁寧に運転して！」といろいろなことを言う乗客もいます。

あなたはどうしますか？

バスをいったん止めて彼らに「文句を言うなら、とっととバスから降りてくれ」と言いますか？

でも彼らが素直に降りるとは思えません。

ここでもめたら他の乗客に迷惑が掛かりますし、バスの運行が遅れることは明らかです。

あなたがすべきことは、ただ運転を続けることです。

彼らは運転手に注目して細くて騒いでいるのです。
だからあなたが注意すればするほど調子に乗ります。

彼らの声に耳を傾ける必要はありません。
彼らはあなたに決して危害を加えないので、安心してください。

注目しなければ叫ぶことに飽きて多少は大人しくなるかもしれません。

あなたはただ目的地に向かってバスを走らせればいいのです。

このバスが走っている道路は、あなたの人生です。
目指す目的地は、あなたの価値です。

そして口うるさい乗客を乗せたまま、無事故無違反で目的地までバスを運転する方法があります。

それは、「そこにいていいよ、しゃべっててもいいよ」「でも注目しないよ」といるということです。

あなたの心はコントロールできないけど、あなたの行動はコントロールできるのです。

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