のぞみるき

びわ湖生まれの絵描き。信州伊那谷に住んでいます。よろしくね。 参加@かもすハウス

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  • 写真日記

    るきさんの不定期日記。

  • 数秘術のお話

    るきさんの数秘のお話。

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    自問自答ファッション用の記録や考察メモページ/ #ソフトエレガント なのに #コジコジ #ロッタちゃん / 体型痩せ型の #163cm #横揺れ します/ #自問自答ガールズ 現役生👩‍🎓

最近の記事

プライド

夢の中で私は鏡の前に立っていた。 いつものようにクレンジングをする。 だけど何か変だと思って鏡をよく見る。 鼻がジグザグに凹んでいることに気づく。 ゾッとして目が覚めた。 夢の映像が何度もリプレイされ、寒気が止まらない。 思わず夢占いのサイトを調べた。占いによると、鼻はプライドの象徴らしい。プライドが傷ついていることを、無意識は表したかったのかもしれない。この間久しぶりに癇癪を起こし、そのせいで仕事も滞り、反省してたから。大人なのに自己管理できないと悲しかった。 ・

    • 人格

      目が覚めると隣りにミッフィーがいた。 ミッフィーの目は見開かれてる。 寝転んだままミッフィーを抱き寄せた。 昨晩調子がわるくて早く寝たんやけど、あまり効果はなかったみたい。 カーンと、頭の中でリングのベルが鳴る音がした。 私と、私を責める私との戦い。 今日はかなり劣勢で、思わず呻き声が漏れる。 イヤホンから聞こえてくる歌声が随分と遠くに感じた。 その日は結局仕事にも行けなくて、日が暮れてからようやく正気に戻った。 戻ったらそれはそれで怖い。 さっきまで泣き喚いてたのに、

      • 触れる

        はじめて神経内科へ行った。 お医者さんは「偏頭痛だろうね」と診断結果を述べる。 次に座ってる私の足を挟むような姿勢で、私の頭や顔に触れながら神経の位置を教えてくれた。 お医者さんはいかにも大阪のおじさんという感じの人で、普段なら真っ先に警戒するタイプやった。だけど私は普通に診察を受け入れていて、そんな自分が意外に思えた。自分はもっと、触れられることにナイーブなタイプやと思ってたけど。案外、そんなことないのかもしれない。 触れられること自体にナイーブというよりは、どんな思い

        • 朝市

          朝の4時、アラームの音で目が覚める。外はまだ薄暗く、しんとしてる。鳥の声も聞こえない。 フラフラする身体のバランスをとりながら、身支度をはじめた。そのうちに同居人も起きる。 二人で車に乗り、私たちは原村へ向かった。 長野県諏訪郡、原村。 ここでは毎年、この時期だけ朝市が開催されている。私たちはパン屋の息子とそのパートナーとして、出店を手伝っていた。 朝市の会場に着くと、いつも少し霧がかってた。小さな広場には木々とテントが合間あいまに並び、既に搬入を始めてる人もいる。 出店

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        記事

          びわ湖

          七月末、滋賀県長浜市に再訪した。 滋賀生まれのはずやのに… 信州の気候に慣れてしまって 長浜の暑さに全然ついていけない。 昼間に歩いてると、「フライパンで蒸し焼きの刑」に処されてるのかと思った。 それでも“うみ”は見たくって、 滞在中何度か暑さが落ち着く日没ごろに びわ湖まで足を運んだ。 長浜は太陽がびわ湖に沈む。 私の地元は長浜の対岸にあるので、 太陽の動きが逆やった。新鮮や。 びわ湖に写る夕焼けの色と、 押し寄せる波をひたすら眺めていた。 ゆらゆら、つぶつぶ、ざらざ

          中性

          女性が好きだ。 女性は美しいし、それだけで彼女らの生を肯定したくなる。 男性にはそこまで思えない。 美を司るのが女性なら、男性はそうではないように思う。 つい減点式で見てしまう。 ただ、男性の中にも当然ながら女性性がある。 時々それがハッキリと見える人がいて、そういう男性に対して私は、美しいとか、愛おしいと感じる。 女性の中にも男性性がある。 私はそれが割とつよい方なんだろう。 だから男性の方が同性に感じられ、女性を異性のように感じる日も多い。 男性を怖いと思うとき、

          夜散歩

          うちの玄関は建てつけが悪い。大げさな音をガタガタ立てないと、扉の開閉もできない。 一人出かけるとき、この音のせいでだいたいは家族に気づかれてしまう。私にも、何も言わずに出ていきたい夜だってある。でも扉の方が主張しやがる。 「出ていきますよ」って。 機嫌のわるさをうちに残したまま、通りを抜け、赤い橋を渡る。そこに差し掛かる辺りから、風が身体を抜けていく。それが私には、とても気持ちいい。どれだけくよくよしてても、風が嫌な気持ちをさらってってくれるから。 さらってかれた気持ち

          加害性

          サイコパスについての本を読んでる。 サイコパス特性のある人は他人から冷酷だと評価されることが多いので 本の中でもその例としてよく出てくるんやけど、 私は人のことを冷たいとかあんまり思ったことがないなと思った。 シリアルキラーとか極端な人を見れば、さすがに思うのかもしれんけど。 サイコパス特性がある人を見ても冷たいとは感じないし むしろ優しいと感じられるサイコパスの人だっている。 だから私はどちらかと言うと、 冷たいと言われてしまう側の人間なんやろう。 そう思うと「だから

          開放しなければ生きてる意味がない気がした。 なので、歌が歌えるようになりたい。 なんかいろいろ唐突だけど、自分の中では繋がってる。 そもそも私は、ずっと音楽にコンプレックスがあるんだ。 音楽を聴く文化がうちにはなかったし、歌も下手だし。 なのに好きになる人はだいたい音楽をやってた。 彼らが舞台で演奏ないしは歌ってるのを見て、心底羨ましく思った。 きほんヤキモチは妬かない人間だけど、こういう嫉妬はすごくしてしまう。 今さら上手になりたいとは言わんから、せめて絵では表現でき

          寂しいこと

          ⚪︎月×日 なめんなよ、と心の底から思うのは久しぶり。 私がメンズを着るようになったのも、これ以上なめられたくなかったから。 でも最近周りが平和やったから、動機なんて忘れてた。 心のなかにある、なんとかしてこらしめたいという気持ちと、不用意に傷つけたくはないという気持ちは、決して矛盾していない。 ⚪︎月×日 昔、好きだった人にガチギレされたことを思い出した。 その人は決して怒鳴ったりとかはしなかったけど、すごい怒ってるんはピリピリと伝わってきた。怖かった。 怒っ

          「なりたい、似合う、好き」に決着をつける(仮)

          この数年の自分のファッション経歴は、「似合う」に寄せてた時期、「好き」な服を着てた時期、そして「なりたい」をベースに制服化してた時期の、大まかに3種類分けられます。 (厳密にいうと上のどれでもない、“彷徨い期”もあるのですが…💀) 20代であまり冒険をしてこなかったので、こうやって色々試せた30代はとても楽しいものでした。ファッションが好きだと言えるようになったのも大きな進歩です👏 その一方で、不必要な出費があったり、人から「会うたびに印象が違う」と言われることがあり、不安

          「なりたい、似合う、好き」に決着をつける(仮)

          関西

          半年ぶりの里帰り。京都ー大阪ー滋賀を駆け足で周った。 一日目 バスの運転手さんの案内がしっかり訛ってることを、不思議に思う。ここが長野なら、少し関西訛りの接客をしただけで人からつっこまれるのに。関西であれば、どれだけコテコテの関西弁でも、つっこまれない。ふしぎや。 バスに乗って向かった先は、京都の左京区にあるホホホ座。知る人ぞ知るお店なので、遠方からわざわざ来るお客さんもいるけど、もちろん地域のお客さんも多い。私が在店してる間も、地域の人が代わる代わる来て、お店の人と二

          去年の秋ごろ、人生のヘビーモードが来て、私はひどく落ち込んでた。 自分を元気づけるために色んなことをしたけど、そのひとつとして、黒のワンピースを買った。どんだけ落ち込んでも、ワンピースの裾が膨らむのを感じると、そしてワンピースとは対照的にカラフルに塗った爪を見ると、少し気分が軽くなった。 私が憧れる「可愛い女性」に近づいたような気がしたのも、嬉しかったことのひとつや。 (ちなみにスタイリングの参考にしたのは蒼井優さん、黒木華さん。それぞれ体型や顔タイプが近い。) 半年ほ

          遍照

          賢い人と話してると、知性を示すことに躊躇いがなくなる。 情熱的な人と話すと、熱い想いが引き出される。 繊細な人と話すと、私も繊細でいられる。 そのとき対話する相手によって、ひき出される自分が違うことを最近よく感じる。逆に言えばいろんな人と話すことで、自分の心に隈なく光をあてられるということかもしれない。 昔は、相手によって自分が変わることに違和感を感じてた。どれが本当の自分なのかわからなくて、混乱してしまってたから。だから今以上に人付き合いは狭かったし、人と会っても自分を

          東京

          今日は数年ぶりに都心に出向いた、その記録。 一日目 【立川】 IKEAで50円のソフトクリームを買い、商店エリアをブラブラ歩く。 エリアの最後には水が流れる階段があり、子どもたちが疎に並んでいた。光の反射から階段が立ち上がって見え、会田誠の『滝の絵』を思い出す。なんだか現代アートみたいな光景やった。 【吉祥寺】 吉祥寺のにじ画廊さん、そしてマジェルカ雑貨店さんへ行く。前者は若手作家を扱うギャラリーショップで、後者は障害者施設などで作られた雑貨を取り扱うお店だ。 どちらも

          賢い人

          ×日 同居人の体重があまりに軽すぎて、「なんで?なくなっちゃうの?」と返す。その日の夢にはひとまわり小さくなった同居人が出てきた。 ×日 農園バイトに行く。今日の作業は熊手で枯れ草を集めるという単純なものだったんだけど、久しぶりに労働した感覚を得る。普段えんぴつしか持たない人間にはキツイよ…などとお嬢様みたいなことを思う。 ×日 シャワー浴びようと決めてからニ時間ダラダラし、もうほんとにいい加減入らなくちゃと準備し始めたら「えらいね〜」と同居人に褒められた。情けなさ