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「なりたい、似合う、好き」に決着をつける(仮)

この数年の自分のファッション経歴は、「似合う」に寄せてた時期「好き」な服を着てた時期、そして「なりたい」をベースに制服化してた時期の、大まかに3種類分けられます。
(厳密にいうと上のどれでもない、“彷徨い期”もあるのですが…💀)

20代であまり冒険をしてこなかったので、こうやって色々試せた30代はとても楽しいものでした。ファッションが好きだと言えるようになったのも大きな進歩です👏 その一方で、不必要な出費があったり、人から「会うたびに印象が違う」と言われることがあり、不安定な時期でもありました。

いま改めて、各時期を振り返り、「似合う、好き、なりたい」のどれが最大の基準となるのか、自分のファッションの軸を決めていこう!というのが今回の主題です。

ちなみに2022年にはこんな記事を書いてました⇩



★ なりたい

:中性/カジュアル/ペールトーン/Iライン/星野源

「なりたい」をベースに選んでた頃のコーデ

ファッションについて真剣に考えはじめた初期、私の「なりたい」の象徴である星野源さんやキース・ヘリングを参考に洋服を選んでいました。

このスタイル、家族からの評判はよかったのですが、だんだんと「私ごときが源ちゃんを目指すなんて…!」と羞恥の念に駆られ始めます🙈 金銭的に厳しい時期だったので、自信を失くしてしまったのかもしれません。

▲ いい点

内面との一致度が高い🕺

▼ 難点

ゆるすぎて時々恥ずかしくなる。


〜 それから一年くらい 🥳  〜


生活を安定させようと、チェーンのコーヒー屋さんで働きはじめました。これを機に、心も服装も「お仕事モード」に切り替わっていきます。休日も仕事の時とほとんど同じ格好をしていて、今思うと「とっても切り替えの下手な人…」でした👼

★ 似合う

:男性性/フォーマル/グレートーン/Yライン/ロッタ

「似合う」を基にしてた頃のコーデ

この頃イメージしてたのは、「ロッタちゃんが大人になったら」です。ロッタちゃんが大人になったら、都心に出るも友だちがなかなかできず、でも一人暮らしを豊かに楽しんでるだろう…!という想像(妄想)から、毎週お花を一輪買ったりしてました。(現実は田舎に住んでるし一人暮らしもほぼしたことありません。)

▲ いい点

スタイルがよく見える👯

▼ 難点

内面とのギャップがでかい。
ビビられる。
窮屈。


〜 それから一年くらい 🥳  〜

体力的な限界を感じ、コーヒー屋さんを退職しました。緊張モードが解かれ、今度は「元気が出る」を主目的に服を選ぶようになりました。

★ 好き

:女性性/ポップ/スポーティ/Aライン/蒼井優

「好き」を詰め込んだコーデ

骨格ナチュラル、長身を活かせるワンピースを探し出し、毎日着ていました。憧れの“可愛らしいスタイル”にトライでき、気分はアゲアゲでした🙌

ただ「自分、調子のってるな」と思うシーンも増えました。“可愛い”におさまってると楽なんですが、“可愛い”は強さでもあるため、その強さに奢ってる自分がいました。そんな自分は好きじゃないかも〜と、じきに思うようになりました🙃

▲ いい点

元気が出る。
ガニ股が隠せる。

▼ 難点

カラ元気になる。



こうやって振り返ると、「なりたい、似合う、好き」にはそれぞれにメリットとデメリットがありました。初めはそのメリット欲しさにスタイルを選ぶんですが、デメリットを感じた頃に「別のスタイルを試してみようかな…」と心代わりしていったように思います。

そのいずれのメリット・デメリットも体験して見えてきたことは、「メリットはどれも素晴らしいけど、デメリットは許容できるものとできないものがある」ということです。私でいうと、「似合う」に寄せてた時期の窮屈さ(体感的にも精神的にも窮屈でした)や、「好き」を着てる時の自己否定感(なんかやだ〜感)などは、耐え難いものでした。

もちろん色んなスタイルをしたい人であれば、気分やTPOにあわせてその日のファッションを選べばいい話やと思います。デメリット面も相対化され、問題には感じにくいでしょう。ただ私はお金持ちじゃないし、毎日コーデを考えることが苦になるタイプなので、制服化を望んでます。

つまり、私にとって私服の制服化ベストアンサーは「なりたい」をベースにしたものでした。カジュアルすぎて時にTPOに合わないという難点があるけど、それはアイテム使い(スニーカーを革靴に変えたり、TシャツをYシャツに変えたり)で今ならのりきれるように思います。星野源さんもシャツ着てますしね🤗


さいごのさいごに補足しちゃいますが…「なりたい、似合う、好き」は自問自答ファッション通信で謳われてるテーマのひとつです。本家の記事を参考図書として載せておきますね。

自問自答ファッション通信|あきやあさみさんの記事:
「似合う」と「好き」と「なりたい」は全然違っていいのです。
自問自答ファッション【なりたい】の考え方👀〜深く考えると哲学になっちゃう〜

ご一読ありがとうございました。
これからも自問自答がんばります✊

生きる糧にします