【JICA海外協力隊】#27 241021 76/730日目「ニーハオから学ぶ相手に目線を合わせる優しさ」
こんにちは。JICA海外協力隊 2024-1次隊のなべみです。
本日もなべみの記事にアクセスしていただきありがとうございます。
怒涛の月曜日が終わりましたー。
今日は活動に行って早退することなく一日中配属先で過ごしました。えらい!
今日は先週金曜日の会議の議事録作成、緊急の案件の対応、ミーティングの参加と個人的には盛りだくさんの一日でした。
特に会議の議事録はまだまだ慣れなくて、今回も会議の直前になって同僚に「なべみ、ミーティングノート(議事録)書いて」とお願いされる始末。
でも前回の議事録の経験があったのと、同席していた他の同僚がミーティング中に取っていたメモを見せてもらったこともあり、前回の議事録作成よりも手際よく丁寧にできた気がします。
ところどころ同僚やGeminiの力も借りながら、なんとかやり切りました。
前回の議事録作成はボロボロだったけど、今回は前回に比べたらレベルアップしているような気がする。なべみ成長してる! と言い聞かせることにします。
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さて、今回はこれまでの記事でも度々挙げている「日本人がニーハオと挨拶される」ことについて書こうと思います。
今回も最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
日本人なのに「ニーハオ」?
これはアフリカ隊員の間ではあるあるかと思いますが、なべみのようなアジア人がそのあたりを歩いていると「ニーハオ」と声をかけられることが頻繁にあります。
日本人の私としては、自分のアイデンティティが無視されて、かつ「中国人」という自分と異なるアイデンティティと一緒くたにされているようで、あまり気持ちよく思わない日があるのも事実。
ではなぜマラウイの人たちは日本人に対しても「ニーハオ」と声をかけてくるのでしょうか?
私がこれまで聞いてきた話や自分の経験を踏まえ、大きく分けて以下に2つ挙げようと思います。
なぜマラウイ人は日本人に「ニーハオ」と言うのか
① アジア人の区別がつかない
まず、マラウイの人たちってアジア人の区別がつかないんですよね。
それはアジア人の私も同じことが言えると思います。
例えば日本で白人の人を見ると、「あ、この人欧米の人なのかな?」という推測はできますが、どこの国から来た人かは正直わからない。
「ハロー」と声をかけておけば間違いない、と無意識に思いがちななべみです。
ですが、白人だからと言って必ずしも英語話者であるとは限らない。
フランス語を喋るかもしれないし、ドイツ語を話すかもしれないし、はたまたアフリカの言葉を話す可能性だってあるわけで。
だから他の人のアイデンティティを外見から勝手に判断して「ハロー」と声をかけるのは、マラウイ人がアジア人のなべみを見て「ニーハオ」と声をかけるのと同じ、ということになるんだと思います。
② 興味がある・気を引きたい
マラウイ人が日本人に「ニーハオ」と声をかけるもう一つの理由。
それはただ単に我々に興味があるから。
なべみのnoteではもう何度も言及していることですが、マラウイでアジア人はかなり珍しいマイノリティな存在です。それは首都であってもそうで、アジア人って街中歩いててもほとんど見かけないんですよね。
だからアジア人はただ普通にそのあたりを歩いているだけでめちゃめちゃ目立つし、そりゃマラウイ人にとってアジア人は興味の対象になりえますよね。
で、彼らにとってアジア人とはイコール中国人のこと。
だから「ニーハオ」と声をかけて、我々の気を引こうとしてくるんだと思うんです。
マラウイ人に目線を合わせてあげるのも優しさ
以上、マラウイ人が日本人に対して「ニーハオ」と声をかける理由を大まかに書きました。
でももうお気づきの方もいるかもしれませんが、マラウイ人って、決して悪意を持って「ニーハオ」と言って、アジア人を見下したりバカにしたりしているわけじゃないんですよね。
私は、マラウイ人たちが心穏やかで優しい人たちの集まりであることを知っている。
だからこそ、ニーハオと言われても無視したり、「違うわ! Japan!!!」って声を荒げるんじゃなく、そんな温かいマラウイ人に目線を合わせて「ニーハオ」と挨拶を返したり、手を振ったりする優しさが、今のなべみには必要なのかもしれません。
それでも「優しくする」ってエネルギーが必要
それでもさ、どんな人に対しても優しくできないときってありますよね。
「人に優しくする」という行為は、自分のエネルギーを人に分け与えるのと同じことなのかもしれない。
それは他の人にだけでなく、自分に対してもね。
自分の持っているエネルギーを自分に使ってあげることが、自分に対して優しくする、ということ。
「なんかどうしても優しくできない」という日もある。人間だし。
そんなときがあっても仕方ないよね、と私は自分に言い聞かせています。
でもその分、もしほんの少しだけでも自分にエネルギーが余っていることがあるのなら、そのエネルギーは他の人のために使えるようにしたい。
マラウイ人に「ニーハオ」と言われた時に、同じ目線になって「ニーハオ」と返したり、手を振ったりすることが、優しさを持って接することなのかもしれないな。
あとがき
本日もお読みいただきありがとうございました。
今回は、自己満ながらなべみのニーハオ備忘録を綴りました。
なぜ今日こんな記事を書いたかというと、今日ある先輩隊員と一緒になべみの配属先に行った際に、実際に道端でマラウイ人から「ニーハオ」と声をかけられたからです。
普段のなべみであれば無視したり、我慢できない時は「Japan!!! No China!」と言ったりするのですが、今日一緒にいた先輩隊員は「はいはい、ニーハオニーハオ」と言って手を振っていて、マラウイ人の目線に合わせた大人の対応をしていたのでした。
「ニーハオ」と声をかけたマラウイ人たちはとても嬉しそうでした。
「私は普段からそんな大人の対応できてなかったかもな」とふと気づいたのでした。
でもなべみはまだ2ヶ月半しかマラウイにいないから大人の対応ができないだけで、もっと長くいればだんだんと「ニーハオ」と言われることにも慣れて、いつか「ニーハオ」と言われることに諦めがついて、大人の対応ができるようになるのかしら。
そんなことを考えさせられた今日の出来事でした。
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いつもお読みいただきありがとうございます。
また気が向いたときになべみのnoteを見にきてくれると嬉しいです。
ではまた〜👋👋👋