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新卒採用経験しかなかったわたしがスタートアップひとりめ人事になって7年経った結果

スタートアップのひとりめ人事として入社するとどんな経験を積めるのか?を、わたくしなべはるを例にしてご紹介します。

社員20数名のフィードフォースにひとりめ人事として入社

わたしは、2014年7月にフィードフォースに入社しました。当時の社員数が20数名で、わたしがひとりめの人事です。
フィードフォースに入社する前の主な人事経験は、「SIerでの新卒採用担当」のみ。

【フィードフォース入社前のなべはる経験業務】
・新卒採用

それから7年あまりでどんな経験をしてきたのかを、トピック別にふりかえってみたいと思います。

なにはともあれ、採用採用!

入社して最初に取り組んだのは採用でした。入社して1ヶ月後に行われた全社会で、すべてのチームが「人材確保が課題だけど人事が入社してくれたのでこれで勝つる」と発表したのを見てものすごいプレッシャーに感じたのが懐かしいです。

新卒はエンジニア・ビジネス職、中途はエンジニアを中心に色々な職種の採用を経験しています。

【採用関連の経験したことトピック】
・社員30人の会社が10人の新卒採用にチャレンジ
・新卒エンジニア採用競争が激化する中、どうにかこうにか、採用の"型"を構築
・エンジニアを中心に中途採用

2019年頃から採用主担当はチームメンバーに任せて、採用に関わる比重は減りました。それでも、常に頭の何割かは採用のことを考えています。
わたしの社会人経験のなかでもっとも長いのが採用業務なので、「採用が得意です!」と自信を持って言えるといいのでしょうが、正直まだ自信ありません。採用はやればやるほど奥が深いです。

50人の壁を越えろ!研修・人事制度

採用業務を行いながら、組織課題にも取り組みました。計画的に取り組んだというよりも、そのときそのときで表出する課題をなんとかかんとか対応してきたというのが本音です。

【研修・制度関連の経験したことトピック】
・新卒研修をゼロから企画、実行
・給与評価制度の改定×2(現在の制度はこちら
・バリュー改定
・Unipos導入
・社員表彰制度の構築
・社内公募制度の構築
キャリアプレゼン制度の運用

ちなみに、記載されている業務はほとんどすべて「運用」をわたし自身で行なっています。こういった仕事を経験するまでは、制度の「構築」に携わりたいと思っていたのですが、いざやってみると構築と同じかそれ以上に「運用」が大事だと痛感します。

会社のステージ変化に対応せよ!上場準備・リモートワーク・分社化対応

わたしが入社してから7年の間に、マザーズ上場・リモートワーク移行・分社化など様々な変化があり、これらの対応も行なってきました。
ただし、上場準備に関しては直接業務を行なったわけではなく、「上場審査に耐えうる制度整備」に留まります。

【会社のステージ変化に対応するための経験したことトピック】
・上場審査に耐えうる各種制度整備
・フルリモートワーク移行のための制度整備
・分社化後の各種ツール、コミュニケーションガイドライン整備(現在進行中)

この中でも思い出深いのはリモートワーク移行の対応ですね。コアタイム変更やリモート手当導入などの大きめの制度変更から、受付システムのメンション先変更やオフィスグリコの供給ストップなど細々したことまで、短期間でガっとやったのは、ふりかえればいい経験になりました。
このときの経験から、急な環境変化があっても「がんばればまぁなんとかなる」と思えるようになりました。

(リモートワーク対応は下記記事にまとめました)

守りの仕事も重要!労務・総務・情報セキュリティ

気づけば、労務・総務・情報セキュリティ系の仕事もするようになっていまいた。思い返すと、これらの業務をいつからやり始めたのかきっかけが思い出せません。なりゆきで担当していたみたいです。

【労務・総務で経験したことトピック】
・勤怠締め
・入退社手続き
・労働者代表選出、就業規則変更
・勤怠管理システム(ジョブカン)導入
・労務管理システム(SmartHR)導入
・プライバシーマーク更新手続き
・各種アカウント管理

法律や手続きの基本的な知識を押さえつつ、社内ルールや従業員の事情に合わせた運用フローに落とし込んでいくのが、これらの仕事の面白さであり醍醐味ですね。
いまふりかえると、「あのときもっとこういうフローにしておけば後々困らずに済んだのに…」と後悔してしまうこともありますが、そう感じるのも成長の証なんでしょう。次やるときはもっとうまくやれるはず。

あとは、早めに SmartHR を導入したのはファインプレーでした。SmartHR にはかなり助けられています。

趣味が仕事に?!広報活動

会社公式のnoteTwitterアカウントの運営も担当していました。採用活動を行うなかで、広報活動の重要性に気づいたためです。

もともとプライベートでブログを書いたり Twitter をしていたのが仕事にも活かされました。ブログも Twitter も仕事に活かそうと思ってやっていたわけではないのですが、人生何があるか分かりませんね。

【広報で経験したことトピック】
・会社公式note編集長
・会社公式Twitter担当

広報業務は、まだまだやりたいことやれてないことがたくさんあり、伸びしろをすごく感じています。情報発信し続けることでの効果を感じ始めているところなので、今後ますますやっていきたいですね。

スタートアップひとりめ人事として入社して7年経った結果

フィードフォース入社後に経験した業務をふりかえってみました。こうしてみると、気づかないうちに未経験業務にたくさんチャレンジしていますね!

実は、「業務経験を広げたい」と思ったことは一度もなくて、そのときそのときで会社にとって必要なことをしているうちにいつの間にかいろんな業務を経験していただけです。ひとりめ人事というのはそれだけいろんな業務に関わるチャンスが広いのでしょう。

というわけで、「新卒採用」しか経験のなかったわたしがスタートアップひとりめ人事として入社して7年経った結果が下記です。めっちゃ増えた!

【ひとりめ人事7年経過時点のなべはる経験業務】
・新卒採用
・中途採用
・新卒研修
・給与評価制度の改定、バリュー改定
・Unipos導入、社員表彰制度構築、社内公募制度の構築
・上場審査に耐えうる各種制度整備
・フルリモートワーク移行のための制度整備
・分社化後の各種ツール、コミュニケーションガイドライン整備
・勤怠締め、入退社手続きなどの各種労務
・労働者代表選出、就業規則変更
・勤怠管理システム、労務管理システムの導入
・プライバシーマーク更新手続き、情報セキュリティ業務
・会社公式note編集長、Twitter担当

ちなみに今回は、ひとりめ人事として経験する「幅の広さ」に着目して記事を書きました。1つ1つの業務の深さについてはまたの機会にゆずりたいと思います。

大変だけどやりがいがあるひとりめ人事

以上、わたしの経験業務をふりかえってみました。スタートアップひとりめの人事はやることが多く責任も大きく大変ですが、自身のがんばりが会社の成長に直結する仕事だなぁと再認識しました。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました(*´▽`*)

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