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アラフォー人事が10年ぶりの転職活動で重視しなかった3つのこと

こんにちは、2024年10月に転職したアラフォー人事です。Xの退職ポストにたくさんいいね・コメントしていただき感謝です。

さてこの記事では、わたしがどこに転職したかを紹介すると共に、転職活動で何を重視しなかったかをお伝えします。転職活動の際は、重視することだけではなく重視しないことを言語化してみるといいかもしれません。

転職活動で重視しなかったこと

わたしが転職活動で重視しなかったのは、「仕事内容」「成長環境」「働く環境」の3点です。以下、それぞれを詳しく説明します。

なお、以下に記載するのは「わたしが転職活動で重視しなかったこと」であって、転職先がこれらに劣っていることを意味しませんのでご留意ください。

仕事内容:自分がやりたいかよりも会社や社会に貢献できるか

ひとつめの重視しなかったことは「仕事内容」です。
ふつう、「人事制度を経験してみたい」とか「採用の経験をより深めたい」など、どんな仕事をしたいかをある程度決めておくかと思いますが、わたしの場合は決めずに転職活動していました。

実際に履歴書の「本人希望欄」に記載した内容が以下です。

特定業務への強いこだわりはありません。人事全般の経験があるので、その時々で必要な会社の役割を担えればと思います。

履歴書の「本人希望欄」に記載した内容

職務領域だけでなく役職にもこだわりを持たず、マネジャーでもプレイヤーでもどちらでもいい、というスタンスでした。

では何を重視したかというと、仕事内容それ自体よりも「どれだけ貢献できるか」です。何か課題があって、その課題解決のためにわたしが役に立てるのであればぜひ力を発揮したい。その結果、会社や社会に貢献できるのであれば、採用でも労務でもマネジャーでもプレイヤーでもなんでもいい。そんな気持ちでの転職活動でした。

「どれだけ貢献できるか」の視点で会社選びをすると、必然的に課題を抱えている組織に目がいくようになります。順風満帆で課題が少ない組織よりも、やりたいことに対して現状が追いついていない組織の方が貢献できる幅が大きいと感じるからです。
ですので転職活動中は、「今どれだけ大変な状態か」「理想と現実のギャップは何か」などをひたすら質問していました。

成長環境:もう「成長させてください」からは卒業

「成長環境」も多くの人が転職活動で重視する項目だと思いますが、わたしは重視しませんでした。もう成長しなくていいやと思ったわけではなく、会社に成長環境を求めることからは卒業しなければと思ったからです。

一般に成長環境というのは、「裁量が大きい」「挑戦に寛容な文化」「研修が充実している」などが挙げられます。確かにこれらの環境が整っているほうが成長しやすいでしょう。

しかし人事としてある程度経験を積んできた身としては、これらの環境が整ってないと成長できません、というのは逆に成長を止めてしまいそうに感じたのです。むしろ、こういった環境が整ってないなかでも成長し、自ら環境を作っていくことが自分の成長につながる。そう考え、転職活動では成長環境を重視しませんでした。

働く環境:福利厚生は気にしない

最後の重視しなかった項目は「働く環境」です。福利厚生の充実度やリモートワークのしやすさなどは重視しませんでした。
個人的には福利厚生の充実度と仕事の幸福度はあまり関係しないんですよね。福利厚生が充実しててもしてなくても人生に影響しないというか。

リモートワークのしやすさについても、今回の転職活動では重視しませんでした。リモートかオフィスか論争はしばらく続くだろうと思っていて、どちらが正解というわけでもないように思います。そんな不確かな状況でリモートワークできる会社だけに絞るのはリスキーだと感じて、リモートでもオフィスでもどちらでもOKのスタンスで会社選びをしていました。

……このように働く環境を重視していないわたしですが、ここまで書いて気づきました。「Tシャツでの勤務が許される」かは重視していたことに。お客さまと会うときなどは別にして、内勤時にスーツやジャケット着用が義務の会社で働くのは、今のわたしのライフスタイルと合わなさすぎて無理のようです。

以上、わたしが10年ぶりの転職活動で重視しなかったことの紹介でした。

【アラフォー人事が転職活動で重視しなかったこと】
仕事内容:自分がやりたいかよりも会社や社会に貢献できるか
成長環境:もう「成長させてください」からは卒業
働く環境:福利厚生は気にしない

JPデジタルに入社しました

というわけで(?)、そんな転職活動を経て2024年10月よりJPデジタルという会社で人事として働き始めました。日本郵政のグループ会社で、「郵便局の、未来を拓く」をビジョンに掲げて郵政事業のDXを担っている会社です。

JPデジタル 会社サイトより

日本郵政グループは創業150年、従業員20万人超の巨大な組織ですが、わたしが入社するJPデジタルは2021年に設立されたばかりの会社です。郵政グループのDX変革を切り拓いていくために、急速に組織拡大しています。

そんなJPデジタルに人事として入社して、まずは労務と採用広報を担う予定です。

郵政グループのDXに貢献したいと本気で思った

転職先にJPデジタルを選んだ理由はシンプルで、JPデジタルの事業内容である郵政グループのDXに貢献したいと本気で思ったからです。

「郵便」は個人としても法人としても利用したことのない人はいない、国民全員がユーザーといえる巨大な事業である一方で、DXに大きな期待が寄せられている分野でもあります。わたしが人事として働くことでそんな郵政事業のDXに少しでも貢献できるなら、これほどのやりがいはないと感じて入社を決めました。

まずは労務と採用広報を担う予定ですが、前述したとおり仕事内容自体にこだわりはなく、わたしが役に立てることであればなんでもやりたいスタンスでいます。

まだ入社したばかりですが、「郵政グループならではのしっかりした規則はありつつスタートアップのスピード感が求められる」など、これまで直面したことのない組織課題があるようで、貢献幅もやりがいも大きいと感じています。

以上、わたしが転職活動で重視しなかったポイントと転職先について紹介しました。今後はJPデジタルの採用広報担当して発信していくことになります。事業も組織もこれまでとは大きく異なるので、どんな発信をしていくことになるのかわたし自身も予想がつかず楽しみです。これからも仲良くしてください。

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