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「GE帝国盛衰史」読む17 ーリーマンショック後の変化に対応できないGEー

「第22章監視」
リーマンショックをきっかけに金融界への監視が強化された。イメルトは対外的には自分が主役となって危機を脱したと演説していたが、実際は政府の援助があったからだった

SECの立ち入り調査で利益操作の不正が明らかになった。GEキャピタルにはFRBの職員が常駐し監視されることになった。

この時期全世界的に規制が厳しくなり、特にリスク資産の管理について様々な網が課されるようになったが、GEキャピタルに対するこの措置は私は知らなかった。大手金融機関並みの資産を持っているのだから仕方ないとも言えたが、、。

政府による救済を受けながら、FRBの調査や監視に非協力的なのはどうなのかとも思ったが、「良い戦略 悪い戦略」にもあったように外部環境の変化(この場合はリーマンショック)という「うねり」ついていけない組織というのはあらゆる面で対応が後手後手になっていく好例だと思う。

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