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【教育】中学・高校数学で大事なこと→一つの問いにたいして複数の解き方を知っており、かつすべて自分で再現できるまで取り組んでいる【問題例付き】【勉強→点数にするために知っておくべき膨大な要素のうちの1つ】

とある数学の問題がX(旧twitter)で上がっていたので、私が受験生だったのは30年前ですが、考えて見ました。
問題↓いかがでしょうか?

この大問の最初の問いは、パッと考えるだけでも三通りはありそうです。私も思い付きました。
以下ネタバレ





1。ごり押し計算法。
xの2乗-5x-1=0の正の解がαだから
二次方程式の解の公式から正の解を出す。
そして、その解を求めるべき
α-1/αに代入してひたすら計算。

2。二次方程式の解と係数の関係を使う。
xの2乗-5x-1=0の正の解をα、もう1つの解をβとおくと解と係数の関係から
α+β=5、αβ=-1となる。
β=-1/αと変形できるから、
これをα+βに代入して
α+β=α-1/α=5
これで答えがでた。

3。次数下げ。
ーーーーーー
(ポイント1)問題はα-1/α=(αの2乗-1)/αと変形できる。
(ポイント2)元の式を見て、あれ、「αの2乗-1=αだけの式」にできそう(つまり2乗の式を1次の式にできる=次数下げ)、、と
二つの点から考えると、、
ーーーーーー
αは方程式の解より、αをxに代入できる。
xにαを代入しても、
α二乗−5α−1=0が成り立つ。
これを変形してα二乗-1=5α
ここでα−1/α=(α二乗−1)/αと変形。
この式に、α二乗-1=5αを代入して、
α≠0より
α-1/α=5α/α=5
これで答えがでた。
ーーーーーーー
さて大事なことはこの3通りすべて自分の手で再現できるまで取り組むこと。これが試験本番、ある方法で解きはじめて行き詰まった時、あなたを救うことになります。

1つしか解き方を知らなければ行き詰まったら0点です。普段から別解まで取り組みたいですね。

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