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スペインでの病院の行き方

皆さんこんにちは。スペインに来て1ヵ月が経ちました。この度、日本でも罹ったことがないインフルエンザになってしまいました。A型です。最初は喉の違和感、その後に全身の倦怠感があり、1日から2日後に発熱がありました。その翌日には体温が39度を超えるまでになり、これは通常の風邪ではないと確信しました。結果として授業欠席することになったので、証明書をもらうためにも病院に行くことにしました。本日は私の経験をもとに、スペインでの病院の行き方について解説をしたいと思います。

医療保険

スペイン留学では、基本的に保険に加入する必要があります。学生ビザを取る際には、スペインが認定した医療保険加入が必要となります。私の場合はAdeslasと言われる保険会社に加入し17ヶ月で約120,000円ほどの金額だったと思います。基本的に 100%の負担、そして対人対物の保険も入っているものとなります。これに加入していることによって、病院での診察診断治療においても保険がカバー保険でカバーされます。しかし処方薬は自腹でした。これは後からカバーしてもらえるのか現在確認中です。

病院での診察

まず、基本的に診察を受けたい際は予約が必要となります。この保険会社においては、日本語の対応があるので、日本語で担当者の方に連絡をし、予約を取ってもらう方法、または自分で直接病院に予約を取るといった2つの方法があります。しかし、私の場合は体調が非常に悪く、早く処方薬が欲しかったためemergencyに行くこととなりました。日本で言う急患となります。日本では外傷があり血を流している、また意識がないといった方が運ばれる救急室ですが、スペインでは予約なしの方が行くような印象があります。そのためEmergencyのところに並んでいる患者を見ると、普通にスマホをいじっていたり、ケラケラと笑っている方もいて、本当にEmergencyなのかと思う感じです。

emergencyの入口

病院到着後

いざエマージェンシーに到着したら自分の症状とInsuranceのカードを提出します。その後、整理番号をもらい自分の番号が来るのを待ちます。

受付番号の紙とinsuranceカード

自分の番号が呼ばれたらまずは看護師と面談です。体調の確認や、いつから発症したのか、また血圧測定などを行います。その後また待合室に戻りしばらく待ちます。また呼ばれたら別の部屋へ行きそこではドクターとの面談となります。詳しく症状を聞かれ、私の場合は処方薬と診断証明書が必要だったため、X-RAY検査とウィルスの診断を行うこととなりました。まずはX-RAY検査をするために別の部屋に行き撮影を行いました。これはすぐに終わり実際には5分位で終りました。その後別の部屋へ行き看護師にドクターから貰った書類を提出します。そこではウィルスの迅速診断を行うために順番待ちをしますが、これがまた長い。約1時間ほど待たされました。私は診察で正確な症状を伝えるため朝から薬を飲んでいなかったので徐々に体調が悪くなり、最後は意識が朦朧としていました。漸く名前が呼ばれて診察室に入り、鼻の中に綿棒を突っ込まれウィルスの検査を行いました。その後また控え室に戻り15分ほど待ち、自分の番号が呼ばれてまた同じドクターに面談をしました。そこでの診断結果はインフルエンザA型でした。そこで処方薬の説明と必要な対症療法について説明をしてもらえました。病院での検査はこれで終わり、保険を出しているので支払いの必要もありませんでした。ちなみに会話は全て英語となっております。看護師や受付の人はスペイン語だけを話しますが、ドクターは基本的に英語が話せます。その後、診断証明書と用法容量の説明書、そして処方箋を受け取り終了となります

インフルエンザA型 陽性

病院を出た後は家の近くにある薬局へ行き処方箋を提出します。グリーンの十字架が目印となっており、どこでも見つけることができます。

街中で見かける薬局
手前には化粧品などが、医薬品は地下や奥にある

ただし、ここで注意点が1つ。薬剤によっては在庫がない可能性があります。私の場合はタミフルがどこの店舗にも置いてなく、6店舗目でようやくタミフルを手にすることができました。

まとめ

スペインでのはじめての病院でしたが、何とか無事に終えることができほっとしました。早く体調が良くなることを祈っています。皆さんももし病院にいかれる際はぜひ参考にしていただけると幸いです。

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