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自分に給料を支払い、そのお金で買う☆

 サラリーマンですと、毎月、お給料がもらえるのですが(これは文字どおり、大変有り難いことなんです。)、そのうちいくぶんかを取り分けて、貯蓄すること、これは大変、大切なことなんです。

 私が、読んだ旧版の『道は開ける』(D・カーネギー著・創元社刊)には、貯蓄することを、「まず、自分に“支払え”」と表現していました。

 この“支払え”という表現には、“pay”という表現が使われており、英語で、“pay day”と言うと、“給料日”を指していることからもわかるように、「お給料が出たら、まず、“自分への給料”として、貯蓄分を取り分けなさい。」ということを意味しています。

 自分は、学生時代、住み込みの新聞配達をしていて、月の給料が4万5千円だったときも、なにがしかの蓄えをしていましたから、給料が少ないため、貯蓄ができないと言う人がいても、それは単なる言い訳でしょうね。

 蓄えのない人生は、本当に、余裕がない人生になってしまうのです。

 この蓄えの給料(給料の手取りで良い。)に対する割合は、10~25%くらいが良いとされており、それぞれ、10%ですと、5年で半年分、25%で、2年で半年分の給料相当分の蓄えができます。

 例えば、急病、事故、失職、職場不適応など、よんどころない事情により、お給料の支払いが止まるなどの状況変化というのが、長い職業人生にはあり得るものですが、そんなとき、給料半年分くらいの蓄えがあったら、少々の余裕を持って、“こと”に対応できるというものです。

 貯蓄の中には、保険も入れていいですからね。これは、様々な人生の状況変化に応えてくれますからね。私は、両親を早くに亡くしているなど、その大切さを知っていますから、保険が大好きですよ。

 でね、これからのことも知って欲しいのですが、貯蓄残高が増えていくのを、“にんまりと”ながめているのも楽しいと思いますが、貯蓄しているうちのいくぶんかは、自分の楽しみのために使いましょうよ、という提案なんです。

 服を買う、カバンを買うなど、これは、端的に言うと、「お店屋さんにお金を支払っている状態(買い物のこと)であり、自分自身にお金を支払っている状態(貯蓄のこと)ではない」んですが、「自分にお金を支払うこと>お店屋さんにお金を支払うこと」であれば、全く問題はないのですね。要は、バランスなんです。

 つまり、「ちょっとした買い物をするためには、蓄えの範囲内で、買い物をしようよ。」という提案であり、また、「蓄えばかりに注力して、ほとんど使わないのも、人生をちょっとつまらなくてしていませんか。」という提案なんですね。

 「給料もらう⇒自分に支払う(貯蓄割合10~25%)⇒その範囲内でちょっとした買い物(例:服・カバンなど)をする」という流れが最も望ましいと考えるのですね。

 私は、給料天引き・口座引落しというサラリーマンには最適の「全自動貯金機」を作動させ、一定割合の貯蓄はしていますが、実は、その残額は、全部使っちゃっています。これは、“安心して”使っちゃっていいんです。だって、別に貯蓄しているんですから。

 そして、本日、その貯蓄した分から、ちょっと引き降ろして、腕時計を購入しようかなぁ~と思っています。

 腕時計は、舶来品などのものすごく高いものを購入する習性はありませんが、社会人になって以来、おそらく40本以上の腕時計を購入しています(ちなみに、電波時計好き。)。

 タコでも腕が足りないと、笑う人もいるかもしれませんが、以前の品は、全部、リサイクルに出しちゃっていますから、持っている腕時計は、常に最新型の1本だけです。

 貯蓄と買い物のバランス、大切ですよね。

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