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To Do Listは簡単なものから消し込め!!

「To Do List(やることリスト)」とは、やるべき作業を整理したリストのことで、仕事や勉強で「To Do List」を活用すれば、抜け漏れの防止や業務の可視化、効率化が図れるとされています。

 その名称こそ与えられていませんでしたが、私は、高校2年生の時に、初めて読んだD・カーネギー著『道は開ける』の中で、それと同様の習慣が触れられており、以後、習慣化されてきたように思います。

 様々なビジネス書の中で、その習慣は、「一千万円以上の価値がある。」との言及がされており、習慣化されてみると、ごくごく当たり前のことではあるのですが、かなり価値のあることと考えられます。

 私は、『道は開ける』の中でも触れられていたように、その日の朝まで待たず、前日の晩、寝る前に、翌日のやるべきことを、名刺より小さめの付せんに書きだし、アナログ式の手帳のその週の欄に貼り付けてから、床に就きます。

 基本的に、時間順に書き出すのですが、その時間順でも、取りかかりやすいような、楽なものから始めに書き出します。

 なぜかと言うと、人間といえども、物理学の法則である「慣性の法則」が働きますから、動いているものは動き続けますが、動いていないものは動き始めるのにかなり労力(エネルギー)が要るのですね。

 そうなると、動き始めるときには、半ば自動的に始められるような簡単なものからリストには載せます。

 思えば、私は、ラジオ体操歴25年以上ですが、ラジオ体操は単に健康に良い習慣というだけではなく、朝一番に動き出すのには、ぴったりの(軽めで、身体をほぐす)運動だったということも、習慣付けられた理由の一つだったんでしょう。

 この何年間かは、比較的早めに起床するようになり、平日は、朝の4:50くらい、休日でも、朝の6:00くらいには起きるようになってしまいました。

 かつては、大変な夜更かし魔で、朝起きるのがスゴく苦手だったのがウソみたいです。

 そうやって起床の後は、洗顔・朝食などの普通の行事は当然ですが、その後の作業を、「To Do List」には、前の晩のうちに書き出しています。

 簡単なことでも、始めるのには、少々の気合いが要ることがあります。

 運動習慣は、今でこそ、だいぶ習慣化されてきましたが、その習慣のために、私は、手帳に運動記録を「◎・○・△」の記号に、「3点・2点・1点」の意味付けをし、日々、書き込んでいます。

週15点以上を目標に行っていますが、忙しすぎると途切れてしまうこともありますよ。

 こんな小さな動機付けが、実は大変重要なんです。

 簡単なことでも、コトを始めるのには、少々の気合いが要るのは申しあげたとおりですが、そのとき、自分に言い聞かせていることがあります。

「最初の“1分”だけやってみよう!!」

 これは、文字どおりの意味ではありません。「最初の“1分”だけ」と思うと、コトに取りかかりやすいのですが、最初の1分を過ぎる頃には、ちょっとずつ調子が出て来て、何となく、そのコトが完成まで、行けてしまうものなんですね。

 ですので、「To Do List」の作成はもとより、その取りかかり順は、簡単なもの・取りかかりやすいものからとし、簡単なものであっても、気持ちが乗らないときは、「最初の“1分”だけ」と言い聞かせて始めてしまい、調子に乗って、終わらせてしまうのです。

終わらせた項目は、ペンで抹消線を引いて消し込みます。これが結構、快感です。一日の終わりには、ほぼ全項目が消えていますよ。

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