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【読書記録】開放区

これは、アイドル雑誌『Myojo』で連載していた木村拓哉さんのエッセイをまとめた本です。

実家に帰省したら自室にありました、、、。

お宝を発見した気分になり、お持ち帰りして、じっくり読みました。笑


木村さんがまだSMAPであり、独身の頃に書かれたものでした。

今の私より若い木村さんの頭の中、、、興味深々です。

気になったワードをいくつかご紹介します。

(自分の性格について)
クソまじめ。本気で楽しみながら過ごす。

vol.1 木村拓哉

テレビで拝見していても、常に何事も全力で楽しく取り組んでいるのが分かります。


『SMAP×SMAP』のコントでもそういう姿勢でいてくれたから、面白いものがたくさん生まれたのでしょうね。

いい気分でいるために、時間を使って動いている。

vol.20 ONE DAY

「自分は何のために行動しているのか」という問いに対する答えですが、「これがしたい」というwantの大前提を表現しているようで目からウロコでした。

その人にいいコンディションでいてほしい。

vol.40 My Life

大切な人や関わってくれる人に対する気持ち。

一個前の、「自分がいい気分でいるために」と同様に「その人にもいい気分でいてほしい」ということですよね。

私もこういう気持ちで人と接したい。

これからの自分を考えてた。進むべき道が見えた。

vol.45 road to

これは1998年1月の木村さんの言葉。

25歳の頃、SMAPはデビューして7年目の頃です。

ドラマ『眠れる森」 』出演の年。

『夜空ノムコウ」 』発売の年。

今でこそスーパースターと呼ばれ、ドラマや映画にたくさん出ていらっしゃいますが、若き日の木村さんにも、将来について悩み迷っていたときがあったんですよね。

それは誰にでもあることなので当然のことですが。

こうして改めて知ると、1人の人間なんだって思います。

「もう死にたい」って思ったことは何度かあるんだ。

vol.54 生きる

若い頃の話とは言え、この発言には驚きました。

なぜかというと、木村さんは、自ら命を絶つという選択についてマイナスな感情を抱いているのでは、と私は思っているからです。

以前『華麗なる一族』というドラマで、木村さん演じる主人公は、自ら命を絶つ選択をしているんですね。

そのことについて「俺は(その選択は)違うと思うなぁ」とおそらくラジオで言及していたんですよね。

それが印象に残っていてずっと覚えていたので、若い頃はそう考えることがあったのか、、、と衝撃を受けたのでした。


木村さんの言い回しは、少し独特な感じがします。

ありきたりな表現はしないですよね。

そういう部分にもカッコよさを感じます。


この『開放区』、実は続編があります。

2003年〜2011年の連載をまとめたものです。

次はそれを読むのが今の楽しみです。

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