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【読書記録】歩きながら考える

 ヤマザキマリさんのエッセイ。以前ご紹介した『たちどまって考える』と同様に、コロナ禍における生活の中で感じたことが書かれています。

 『たちどまって考える』の読書記録はコチラ。

 今回もまた、ヤマザキさんが大切にしていることを改めて受け取ることができました。

 印象に残った文章はこちら。

●疑う力を持つということ、情報を疑えるだけの知性とあらゆる可能性に考えを巡らせる想像力があってこそ。

●「信じる」ということは、一種の怠惰の表れである。

 一見、どんなことでも疑うって、冷たい人のように聞こえますが、ヤマザキさんは、考えることをやめてしまったり、自分の思考を持たずにただ流されたりすることに対する警鐘を鳴らしているのだと思います。

 何事も、自分なりの考えを持って行動に移す、ということ。これが大切なんですよね。


 また、

●他者を学ぶことで、私たちは自分そのものを理解できる


 

 これにはすごく共感しましたし、改めて「他者を学ぶこと」を積極的にしていきたいと思いました。
 本を読んだり、人とコミュニケーションを取ることで、他者を学ぶことができ、自己理解にも繋がっていくのでしょう。


 『たちどまって考える』でも、考えることの大切さを訴えていましたが、今回の『歩きながら考える』でもやはり同様のことを主張されていて、考えるということが生きていくうえでいかに大切であるかを感じました。

 考えるために、自己理解が必要だし、他者を知る必要もある。
 
 そうやって考えていくと、新しい道が拓けていき、自分の生き方が確立していくのでしょう。

 今回も学びのある一冊でした。

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