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CEOがプロダクトマネジメントに"直接的に"関わってないけど安心できる3つの理由

こんにちは、Carat 松本です。
僕が“直接”プロダクトマネジメントに関わらなくなって早1年半が過ぎたので、その間の取組や安心して任せられる理由などについて書いてみたいと思います。
※一応補足しておくと、僕がプロダクトに一切関わってない訳ではないです。

2021年はじめにCOOにバトンタッチした背景や取組については、下記をご覧ください。

他スタートアップの方や、僕と同じような経営レイヤーの方、プロダクトに関わる方にとって少しでも参考になると幸いです。

はじめに

”僕がプロダクトに一切関わってない訳ではない”と冒頭に書きましたが、具体的に下記などをCOO/PdMの中井に任せています。

  • プロダクトの方向性

  • イシューの選定〜メンバーのアサイン

  • デザインレビュー

  • リリース判断

プロダクトに関する全体のMTGのイメージは下記で、僕は①と②のみに参加しています。

  • ①経営メンバーによる、プロダクトロードマップの整理など

  • ②プロダクトに関わる主要メンバーによる、イシューやアイデアのディスカッションなど

  • ③プロダクトに関わる全メンバーによる、要件の共有.確認や進捗の擦り合わせなど

このような状況で、安心して任せられる3つの理由について詳しく書いていきます。

1.データの可視化

プロダクトの課題などをメンバー間で齟齬が出ないよう、とにかくデータを可視化しています。redashを活用しメンバーが自由にクエリを書ける環境があり、主要なKPIは下記の画像のようにダッシュボードにまとめられています。

redashダッシュボードSample

プロダクトのイシューを決定したりする時には、必ずこういったデータに基づいて開発すべき背景や解決したい課題などから整理してくれています。
そうすることで、特定の課題解決→特定のKPIが改善→売上・収益の向上などと、経営サイドからもイメージが湧き安心できます。

広告関連のデータの可視化については、下記をご覧ください。

定量データだけでなく、定性面のデータとしてユーザーへのアンケートやインタビューも実施しています。

このようにデータを可視化し、同じダッシュボードやデータを見ることによって、課題認識のズレなどが少なくなります。

2.ドキュメンテーションの徹底

2年以上前からフルリモート体制でもあるため、ドキュメント化することも徹底しています。全社的にはNotionを活用し、いつでも誰でも見返せるようドキュメントとして残っています。

イシューのアイデアや要件定義については、下記の画像のようなイメージでゴール(ex:改善したいKPI)や背景を重視し、どう改善するかのHowの部分はアイデアレベルにとどめプロダクトメンバーと協議してFIXさせています。

イシューSample

そして開発・リリース後に一定期間を置いて、振り返りをまとめプロダクトメンバーに共有するようにしています。

振り返りSample

過去に行った取組を確認することも可能ですし、後からジョインしたメンバーのインプットにもなるし、何より一連のプロダクト開発の取組がPDCAとしてしっかり回っていることが確認できるので非常に安心できます。

3.ツールによる仕組化

ドキュメンテーションによるイシューの整理〜振り返りに関しては上記で述べましたが、その他に非同期でどう情報を受け取っているかも簡単に記載します。
ちなみに、全社的にチャットツール:Slack・プロダクトマネジメント:JIRA・デザイン:Figmaを活用しています。

ツールと通知周りを工夫してキャッチアップし易い設計にしています。
下記のようにチケットが新設されたり、コメントなどがあると自動でSlackにも通知が飛んできます。
どんなイシューが進行しているのかが日々分かるので、気になったタイミングでそのイシューを見に行き質問やFBをすることが可能です。

JIRA→Slack通知イメージ

リリースに関しても自動(一部手動だったり)で、Slackに通知が届きます。そのためプロダクト開発に関わっていないメンバーでも、いつどんなイシューがリリースされたのかを簡単に把握ができます。

プロダクトのリリース通知

デザインのレビュー状況ややり取りなんかも、Figma経由で通知が来るので把握ができます。

Figma→Slack通知イメージ

おわりに

タイトルに書いた通り、プロダクトマネジメントに直接的に強く関わっている訳ではないですが、これらの取組の徹底で安心して任せることが出来ています。

当然まだまだ完璧な訳でもなく課題もあるので、プロダクトと組織の成長に合わせてどんどん改善していければと思います。


最後に、弊社では日本の仕事探しにおける負を一緒に解決してくれる仲間を募集しています。
下記の募集ポジションまたは,その他少しでも興味を持たれた方は松本のTwitterまでお気軽にご連絡ください。


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