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創業社長からPdMを引き継ぎ後、最初にやった3つのこと

こんにちは、Carat中井です。
2020年12月~2021年1月辺りから創業社長である松本よりPdMを引き継いだので、背景や最初に何をしていたか等を書いていきたいと思います。

引き継ぎの背景

  • 当時のプロダクト開発体制として、CEOがプロダクトオーナー、CTOがエンジニアマネージメントと船頭が多い状態だった

  • 事業状況等から採用等進めており、体制整理の必要があった

  • CEOリソースをより経営に集中したかった

などの背景と、CTOからの熱い推しにより、CEO:経営、CTO:技術、COO:プロダクトの現体制に移行しました。

着任当初に整理したこと

考えていたことなどは後述しますが、引き継ぎ当初は下記を優先して整理していました。

  • イシューアナリシス

  • 開発方針とプロダクト戦略の設定

  • グロースモデルの整理

  • UXリサーチの仕組み構築(別note予定)

イシューアナリシス

プロダクトマネージャーの責務は、『プロダクトをグロースし、提供価値を最大化することで、事業成長を実現すること』だと考えています。
経験上、成果を出す(=グロースする)原理原則は、課題の真因と真因にアラインした解決策だと考えており、今回もその原理原則に則り進めることにしました。

当時のGLITの課題分析した結果がこちら↓。
このように課題を構造的に分析する手法をイシューアナリシスと呼びます。

左側で課題の構造化を行い、右側で解決策の洗い出しを行なっています。
最終的に左右をつなげることで、課題とつながりの強い(多い)解決策を優先度が高いと考えていました。
(見返してみると線のつなぎっぷりが狂気的…)

ちなみにイシューアナリティクスとは?は、こちらの動画がとてもわかりやすいのでおすすめ。

開発方針とプロダクト戦略の設定

引き継ぎ後、最初のプロダクトミーティングで開発チームと方針のすり合わせを行いました。
当時、CTO含めてエンジニア2名のかなり少数精鋭体制だったこともあり、よりシャープにイシューを選択し、解き、提供価値を最大化していく必要があると考えていました。

上記の背景のもと、「基礎体験の磨き込み」と「GLIT独自の強みの強化」を大方針とし、狩野モデルをベースにやるべきこと・やらないことを整理していました。

当時のドキュメントを見てみると、結構強い言葉で当たり前品質大事と書いていた

また開発方針の話から、派生し最終的にはプロダクト戦略まで落とすことで、以降のイシュー選定の基準作りを最初にしていました。
(当時はプロダクトへの解像度が低いのか、戦術・指標が微妙な気がする…)

当時のプロダクト戦略

ちなみにプロダクト戦略のnoteはこれがとてもわかりやすかった。

グロースモデルの整理

何が成長エンジンで最注力すべきことかを整理するために、下記のような図を整理も進めました。
また当初は迷った時の指針作り(成長エンジンの可視化と成長力学のモデル化)が目的でしたが、作成過程で定数と変数の整理ができたことで、以降のイシュー選定等で役立てることができました。

当初整理したグロースモデル

グロースモデルはこの辺りを何度も読みました

UXリサーチ

下記を目的にUXリサーチの立ち上げを進めました。

  • 定量分析の先のなぜの明確化

  • ユーザー理解の改善・課題発見

  • ソリューションの精度改善

UXリサーチについては、リサーチの設計からOpsの設計実装、分析まで色々と書けそうなので、また別途noteしたいと思います。

最後に

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