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初めまして、精神科。

ご覧頂きありがとうございます。
前回に続き、わたしはこうして初めて精神科医のお世話になる。

正直精神科には抵抗があった。
結局仕事も1週間では治らず、
1ヶ月有給でお休みすることにした。
脳外科医に診断書を書いてもらったが、

もううちで出来ることはないので
精神科を紹介します。
といくつか紹介されたが、
行くつもりもなかったのだ。

ただ、もう自殺未遂、死にたい。の精神は
一回でも行った方が良い。

とその日の朝からいろんなところに
彼が予約の電話をしてくれていたが
どこも1ヶ月先まで予約がいっぱいとか。

そんなに悩んでる人がいるのか。

わたしは自分がなるまで分からなかったのだ。

悩む人の気持ちも、鬱になることも。

やっと今日行ける病院が見つかって
一緒に精神科医に行く。

森の中にひっそりとある病院。

中に入るといろんな人がいた。

まず、しんどいくらいのアンケート?みたいな
用紙をひたすら書く。
それだけで疲れた。

周りの雰囲気も独特で重々しく感じて
その場にいれず、車で待たせてもらった。

順番が来て、精神科医がいる。
うーんとその初診で書いたひたすら質問に答えた紙をみて、

で、実際どんな感じですか?


死にたいです。飛び降りようとしました。死ねなかった。

それだけ言った。

横で彼もフォローに入る。

んー…なんかほかに感じることとかあります?

蝉や他の音がみんな死ねって言ってます。
あとずっと天井見てたら天井が落ちてきたらどーしようとか。不安と目眩で寝れません。

あー…天井は落ちないから大丈夫だよ。笑

ちょっと笑っていた精神科医。

まあ、鬱病ですね。仕事休めてるなら良かった。
とりあえず安定剤と睡眠薬出しときます。

あっさりと終わった。

その薬を1週間飲んでもなんにも変わらなかった。

この頃、マネージャーやいろいろな人が
気付けなくてごめんね。と連絡をくれていた
その中に、実はわたしも昔同じようなことがあったんだよ。
と打ち明けてくれた人も数人いた。

鬱病は誰でもなる。

なって分かった。
みんな悩んで、苦しんでいたのだ。

元気になって仕事ができても
未だに完治はしてない。薬も飲み続けている。
という人がほとんどだった。

上手く付き合っていくしかないよ。

なるほど。こいつはいなくならないのか。
やっかいな病気にかかった。
さて、どうする。

1週間後、もう行くのも嫌になっていた
精神科にほぼ無理矢理連れて行かれた。

前回とは違う先生。
話を真剣に聞いてくれた。
私のおかしな奇行←この頃、急に物を破壊したり、ティッシュを全部ビリビリにしたり、飾ってある絵を全部破り散らしたりしていた。
それを真剣にメモしている。
笑ったりしないのだ。

大丈夫ですよ。薬が悪い、変えます。
死にたいと思ったら、これ飲んで、
落ち着いて寝ちゃうから。
あと睡眠薬も変えたからね。
薬が合うまで1ヶ月くらい調整するけど、それを乗り越えたら楽になるから。ゆっくり休んで、しっかり薬を飲む。

ああ、この先生なら大丈夫。
そう思った。

多重人格とかいろんな疑いがあったけど
お話を聞いていたら、大丈夫みたいだね。
抑うつ状態。鬱病です。心の風邪。
誰でもなります。あなたは真面目なんだね。
頑張りすぎたね。

ぼろぼろ泣いてしまった。

その間一緒にいた彼にも、どうしたらいいのか
説明していた。
 
一通りおわって、私が出ようとしたら、

あ、俺ちょっとまだ話があるから先行ってて。

と、先生となにやら長く話していた。

帰ってきた彼は笑っていて
そうか。なるほどね。
どう接したらいいのか聞いたら
一番俺が苦手なやつやったわー
でも、頑張るわー。

結局未だにどう接したらいいのかは
なんだったのか教えてはくれない。
精神科医はなんて言ったのだろう。

こんな感じで1週間に1回、精神科に通っては
薬を変えてみたり、増減したりを繰り返していますが、行ってなかったらもう死んでると思う。

精神科、薬、抵抗はある。
でも分かったことは、

薬は飲むこと。

合わないものもあるけど、
合うものが人それぞれあると思う。

薬はおまもり。

それくらい、未だに急に確変が起きて
泣き喚いたり、死にたいと思うけど
すぐ薬を飲んで寝るようにしたら
急になにかの感情が襲ってきても
余裕がある。

病院が合わなければ変えればいいし、
同じ薬をひたすら出してくる先生も注意。

自分に合った精神科選びが重要。

病院はたくさんある。
めんどくささが勝つし、病院なんて…
と思う気持ちも分かる。

けど、動かないとなにも変われない。ひとまず薬でどうにかしよう。

これはほんとに良かった選択肢だと思っている。

最初は車で待っていたし、彼がいないと行けなかった。
メイクする気力もなく、外の世界を見ることも嫌だったからすっぴん、マスクでキャップを深く被り外出していたわたし。

でも今はメイクもできるし、キャップもいらなくなった。彼がいなくても行けるし、車も運転出来るようになった。
目眩もだいぶ落ち着いて、仲の良い友達には
電話したり会うこともできるようになった。

良くなったことがたくさんある。

出来なくなったことを嘆くより
出来るようになったことを喜ぼうよ

そう言って笑ってくれてる人がいることに
感謝しかない。

ちなみに写真は療養旅行で連れて行ってもらった土肥。いろんな自然が綺麗すぎて、初めて銀河も見た。こんな幸せもうお腹いっぱいだから死のうかと思った。
幸せをラストに終わりにしたかった。

そのときを書いた日記。

伝えたいことはたくさんあるのに
どうしてもうまく言えないけど
とにかく言葉を吐き出してしまいたいから
ぽつりぽつりと落としてく

見返した足跡には
あなたの横顔
星降る夜の下
初めて見た、と驚いた銀河
なんでずっとそこにいたのに
見えなかったの?
きっと周りが眩しすぎたね。

でももしずっと見えていたら
当たり前になって消されてしまう
気付いて驚くくらいがいい
そうしたらまた大切にできるよね

だって当たり前のように
明日は来るし日常を過ごすと思ってたの
それがいきなりなくなるんだよ
そんなもんだって知ってるくせに
いざなると笑えない

海はこんなに青いんだよ
星はこんなに綺麗なんだよ
魚はこんなに美味しいんだよ
いろんな知らない、を教えてくれた
そんな綺麗な今日を最後にしたい
そう思って
朝陽が登る途中のキャンバスに
飛び込もうとしたのに
今日もしかしたらまた綺麗なものを
見れるかもしれない希望がちらついた。

終わりに出来なかった今日に
生きる意味を必死に探している
毎日襲ってくるなにかに
戦っている
いつか負けたらそのときは
負けたんじゃなくて
頑張ったって笑って欲しい。

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