全ての村上春樹ファンはスワローズファンになるべきである。
別にふざけていない。ただ、しょうもないことを考えているのは認める。
スワローズファンの間では有名な話だが、世界の村上春樹先生はまずまず熱心なスワローズファン(本人談)で、スワローズファンクラブの名誉会員である。実際に一度、神宮球場でおみかけしたことがある。
「村上先生ですか?」「あ、はい。そうですよ。」と会話(とはいいすぎか)までしてしまった。
スワローズに関する村上先生のエッセイ
先日、スワローズファンの友達が村上先生のエッセイ『一人称単数』を貸してくれた。
八編の短編が収載されているが、「ヤクルト・スワローズ詩集」という章が載っていた。過去にファンクラブ向けに寄稿されたいくつかのエッセイに大幅加筆された内容である。同じチームを応援している身として、大変面白く読めた。先生が長年たくさん神宮球場に足を運ばれいていることがわかる。
ちなみに「村上さんのところ」という本でも先生はスワローズについて書かれている。
非スワローズファンのハルキストたち
非スワローズファンのハルキストは世の中にたくさん存在するのだろうが、彼らはスワローズに関する部分をどう読んでいるのだろうか。
まさか、読み飛ばしている?
それとも「さすが、村上先生。」とか思っているのだろうか。
どちらにしてもハルキストとして正しいのだろうか、そうではないような気がする。
少なくともスワローズ側の人間として、できれば神宮球場でプロ野球を観ることで、真にその部分を味わうことができるのではないだろうか。(その後だったら、読み飛ばさないはず。)
例えば、ビジターのはずの広島ファンの方がどう見ても多い試合とか、出てくる中継がみんな失点して間延びしちゃった試合などを神宮球場で経験すると、ただ読むだけとは違った味わいというか、哀愁めいたものを感じられると思う。
簡単にいうと、百聞は一見に如かず。
読むだけじゃなくて、コロナ禍が明けたら神宮球場に来てくださいよ、勝っても負けても楽しいんだから。という宣伝でした。
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