（転勤族妻のひとりごと）悩みから目をそらしていた今までと、これから。

本記事は自分の考えを可視化するために書きました。
特に役立つ情報は載っていませんので、それでもいいという奇特な方がいらっしゃればお付き合いくださいませ。

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私の夫はいわゆる転勤族だ。
入社して10数年の間に、地方の工場・東京本社・海外拠点と3拠点を回った。これでも会社の中では東京にいる割合が多い方のようだ。

一方で私は、就職時に転勤少な目の業界を選んだこともあり、10年以上東京で勤務している。

結婚する時から夫が転勤族ということはわかっていたため、「転勤になったら私の仕事をどうするか」問題はずっと抱えていた。
が、結婚当初は、まだちょっと先のことだよね・・・と目をそらしていたら、あっという間に6年が経過していた。

１．これまでの経緯（結婚～単身赴任～出産～帰国）

我が家の年表がこちら。
・2012年　結婚　東京で共働き　6年のDINKS生活
・2018年　夫が海外へ赴任　東京・海外の別居生活
・2020年　妊娠発覚→産休→夫帰国→出産
・2021年　育休から復帰予定

2018年、海外拠点への辞令があった時は、いよいよきたか・・・と
現実を突きつけられた気分だった。
当時の選択肢は２つ。

①辞めて着いていき、帰国後再就職を目指す
（現地就職にも興味があり少し調べてみたが、そこまで大きな都市でなく仕事少ない・私の語学力・ビザのことなどハードル高そうで断念）
②私一人で日本に残り、仕事を続ける

悩んだが、結局②日本に残る　を選んだ。

主な理由は２つ。
・子供がいなかったので、（寂しさはあるが）生活には全く支障なし
・まだ仕事を辞めたくなかった。

夫はどちらかといえば、今辞めちゃうのもったいないんじゃない？派だったので、すんなり賛成してくれた。

この「辞めたくない」という気持ち。今振り返れば、純粋に仕事を続けたいという前向きな思いもあったが、それ以上に、帰国後に再就職できる自信が無い、という思いの方が強かったように思う。

仕事は何かしら続けていきたい。でも、特に立派な経歴もスキルもない自分が、数年のブランクの後に仕事内容や給料面で納得のいく仕事を見つけられる気がしなかった。

子供はそろそろ欲しいかなと思っていたので、妊娠のタイミングを逃しそうなのは気になったが、絶対に子供をつくるぞ！という確固たる決意もなかったし、帯同しても子供ができる保証はないため、この点は妥協した。

その後、奇跡的に単身赴任中に妊娠、子供が生まれるタイミングで夫が会社に頼み込んで、これまた奇跡的に東京本社に異動させてもらえることになったのは非常に運が良かった。

２．根本的な課題は解決していていない

そんな訳で、今は家族３人で東京で生活することができている。結果論ではあるが、子供にも恵まれ、仕事を続けていたおかげで産休育休も取れ、金銭的から見てもベストな選択であった。客観的に見ればとても恵まれていると思う。

でも、この生活がずっと続くわけではない。
夫が転勤族なのは変わっていないので、「転勤になったら私の仕事をどうするか」問題については、根本的には解決していないのである。

そして、１回目の海外赴任の時とは状況が違い、今度は子供がいる。

子供の年齢にもよるが、ワンオペで仕事を続けるのは相当ハードだろう。
それだけでなく、娘の何気ないしぐさや成長を夫とも直接共有したいし、食べることが共通の趣味の私たちにとって、美味しいものを作って一緒に食べることは大切な時間だと思っている。

別居していても、テレビ電話やlineで気軽に連絡を取ったり顔を見て話をしたりできることは単身赴任時の経験から理解している。でも、どんなにコミュニケーションを取っても、「一緒に暮らす」こととは別物だと思う。

なので、次回夫が転勤になった場合は、一緒に行きたいという思いの方が強くなっている。
でも仕事を辞めて専業主婦になる決意がしきれない・・・ということでこの問題は私の心に引き続き住み着いている。

３．第３の道がある！？

そんなモヤモヤを抱えながら過ごす育休中だったが、昨今のコロナ禍でリモートワークが一般的になり、「会社のある拠点とは全く違うエリアに住みながら、フルリモートで仕事をする」という働き方があるという情報があちらこちらから入ってきた。

2018年当時は、
①辞めてついていき、帰国後の再就職を目指す
②日本に残る
の２つから選ぶしかないと思っていた私にとって、目からウロコだった。

①も②も選び切れていない自分にとって、
③仕事を続けながら、帯同する
そんな選択肢があるなら、是非チャレンジしてみたい。と心から思えた。

現在所属している会社は、割と保守的な社風で遠隔リモートが認められるのは難しい可能性が高いので、③仕事を続けながら帯同する　を目指すなら、転職をするのが一番近道になりそうだ。

目指すべき方向性は見えてきた。
あとは目標に向かって行動するのみ。

正直、上手くいく自信はない。
子持ちの転職はただでさえ難しいと聞く。年齢もそこまで若いとはいえず、特にすごい経歴もない自分に、そのようにフレキシブルな働き方ができる会社が採用したい！と思うだけの魅力はあるだろうか。

弱気なことをいえば、遠隔フルリモートという素敵な働き方ができるのは一部の優秀な人か、素晴らしい会社に所属している運がいい人だけだよね・・・という思いもある。

でも、悩んだまま何も行動しないで、いざ転勤のタイミングが来た時になって「あの時に動いていれば・・」と後悔するのはいやだ。

子供は親を見て学ぶという。
娘にも、もがきながら、壁にぶつかりながらも、前に進んでいこうとする姿を見せたい。

今から自分にできることをやっていこうと思う。