想像が除外していく
マルチバースって知ってますか?
多元宇宙のことなんですけど、まあシンプルにいうと世界線が枝分かれしたイメージだとしたら、マルチバースはそれぞれ独立した世界として存在しているって感じです。(あってると思う)
今回は、その感覚を昔から持っていたかもって話です。
近い未来、例えば試験の合否や意中の人への告白を想像するとき。あなたならどう結果を、イメージをしますか?
●良い結果を想像して、成功へのイメージをつなげる。
●悪い結果しか出てこずナーバスになってしまう。
僕はどちらかというと、後者にあたります。ただ、ナーバスにはなりません。どちらかというと、「ひとつ消えた!」と思います。
何が消えたのか、それは悪い結果がひとつ存在しない世界になったということ。
悪い結果を想像したのだから、もうこの結果は頭で起こった。別の世界で起こったことだ、と考えるのです。
大丈夫ですか?
話についてこれていますか?
逆にいえば良い結果を想像してしまうと別の世界で起こってしまい、現実にその結果は訪れなくなると考えてしまうのです。
この感覚を人に話したことがないので、共感するかしないか、理解されているかされていないかは、まったくわかりません。
ただ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画シリーズのみでいうとマルチバースが始まった作品「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でも同じようなことを考える人物がいました。
それはヒロインのMJ(ミシェル・ジョーンズ)です。
彼女は大学の合否についてこう語っています。
「期待しなければそこまで失望しない」
少し彼女の考え方と違うかもしれませんが、良い結果を想像しない点では同じです。ただ彼女は映画のラストで、考えを改めます。大学に合格して、学生生活が楽しみだと答える。
その後に、こう続ける。
「いつもは期待するより失望するほうを考えるけど──今回はなぜだかいつもと違う」
成功体験が、彼女を変えたみたいです。僕は良い結果になった後でも、悪い結果を想像していたのかもしれません。
これからは、まだ良いか悪いかわからないものには、いつも通り考え、良い結果が起こった後のことを考えるときは、そのまま良い想像を膨らまそうと思います。
そうでないと、せっかくの成功体験までもが、悪い想像に侵食されていく気がするからです。
想像すると除外されることもあると思いますが、想像が除外していくこともあるような気もします。
ほなまた(伝われ〜)
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