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好み

私が問いたいのは、好みというよりも、好き嫌いの話だ。

以前、焼ビーフンの記事を書いた。その話は、家内の要望もあり、noteの記事にもし、Twitterにも、あげた話である。

ごくごく簡単に言うと、私は神戸の叔母の作る焼ビーフンが好きで、神戸ゆかりのサッカーチームとのコラボのビーフンで、ちょっとしたチャリティーに参加し、かつてのスタジアムの熱狂の復活を願う、という内容だった。

その中で、焼ビーフンが好きだ、という部分だけ、切り取っていただければいい。

そのチャリティーで、購入した焼きビーフンが、実は、2つだけ、残っていた。そしてそれを、明日、作ってねと家内に言って、夜、渡しておいた。


翌朝、トレーニングに出かける次女が朝食を先に終え、テーブルを片付けていた。

そして、家内に言った。

私、ビーフンは、苦手。美味しくない。


それを、ちょっと遠目に聞いていたのだが、私の耳が、ピンと立った。

そして、心の中の、リトルkojuroが叫んだ。

そんな、もったいない!!


あと2袋しか残っていない焼ビーフンを、どういう優先順位で配布しているのか。そして、そもそも、次女が、焼ビーフンが苦手だという好みを、今になって認識するとは。母として、どうなんだ。


家内に、ちょっとした憤慨の気持ちを持ちながら、問いただした。

知らなかったの ?焼ビーフンが、苦手だってこと。

すると、家内が、あっけらかんと、言い放った。

知ってた。でも、あれしか、出せるものが、無かったのよ。苦肉の決断よ。


心の中の、リトルkojuroは、愕然として、呟いた。

えっ。そんな、ひどいことを.....。


残り、1袋。最後の、1袋だ。

これだけは、絶対に、権利を、手放さないぞ。


すると、心の中のリトルkojuroが、呟いた。

あんまり、独り占めをしようって狭い心は、良く無いな。


ということで、家内と、仲良く半分ずつ、食べることにした。

改めて、家内に、問うてみた。

焼きビーフンは、好きなの?

すると、家内が、満面の笑みで答えた。

うん。好きだよ。


最後の1袋は、好みの合う2人で、仲良く分けた。

終わり良ければ全て良し。


これで、いいのだ。

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