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ごめんなさい

家内は、優しい人である。家内のこだわりポイントは、ポイ活とクーポンと節約である。車の運転もしてくれるし、私にとっては、とてもできた家内なのである。

そういう、出来た家内だけに、私が謝ることが圧倒的に多いのだが、ただ、家内自身は、あまり、謝るのが得意ではない。


先日、GoToイートで、回転寿司に、家内と2人で食べに行った。そこのおまけで、こんなものが当たった。

このおまけは、何種類かあって、家内が言うに、「ごめんニャさい」らしい。

そして、言うのだ。

私は、ごめんなさいが、あんまり得意じゃないから、この人形を、私の代わりに、あなたの周りに置いておいてね。

私だと思って。

と。

ちょっと誤魔化されるような雰囲気もしつつ、可愛いことを言うなぁと思い、いつも、家内の落ち度を少し説明して説得することもあるのだが、そういう日頃の自分の態度を控えようと思ったりした。ちょっと、反省したのだ。

この小さな人形、それから、私の机上にある。

そして、昨日、ふと、こんなものを見つけた。

7種類集める人なんて、居るんだろうか。


む、む?

発見!

これ、ごめんニャさい ではなくて、まかせニャさい じゃないのか?

あれ?

ちょっと、煙に巻かれた気分になった。



でも、この瞬間、家内のこだわりポイントを、もうひとつ思い出した。それは、いろんな、家族の楽しみを企画してくれることである。

考えてみれば、GoToイートで、お寿司を食べに行けるのも、すべて、家内の企画なのである。

それを考えると、まかせニャさい で、合っているのであろう。

ま、良いか、と、思い、この人形は、そのまま、私の机上に置いておくことにした。

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